【移民拒絶】アメリカへの移民でなく、脱メキシコという本音

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

トランプ大統領の移民政策に注目が集まっているようですが、
メキシコ側(移民供給元)から移民問題を考えてみたいと思います。

~~~~~以下は日経新聞電子版より~~~~~~
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO12927970V10C17A2I00000/

メキシコ、移民をめぐる建前と本音
メキシコシティ 丸山修一
2017/3/3 2:00日本経済新聞 電子版

2月7日。米テキサス州エル・パソから強制送還された135人のメキシコ移民がメキシコシティ国際空港に到着した。それだけなら定期的な強制送還の1コマにすぎないが、この日は違った。彼らを真っ先に出迎えたのはメキシコのペニャニエト大統領だったのだから。
大統領 メキシコ2
強制送還された移民を出迎えるペニャニエト大統領(7日、メキシコシティ国際空港)=メキシコ大統領府提供

 「君たちは独りぼっちじゃないし、見捨てられたわけでもない。ここが君たちの家だ。ここから旅立ち、ここへ帰ってきた」。ペニャニエト氏が多くの移民と握手をし、肩をたたき励ます姿は、まるで見知らぬ土地へ出稼ぎに行き、苦労してようやく念願の故郷に戻ってこられた仲間を迎え入れる感動のシーンのようにも見えた。

■強制送還の不法移民「また米国に戻る」

 しかし実際は違う。米国から戻ってきた移民たちにとって今回のフライトは誰一人として望んだものではなかっただろう。この日、到着した一団の中の1人、ペドロ・バスケスさんは地元メディアに「15日間、メキシコにいたらまた米国に戻る。ポジェロ(密入国請負業者)に4500ドル払うつもりだ」と話した。「決して楽じゃない。生きるためには働かなくてはならない。でもここよりマシさ」

 選挙期間中から不法移民、特にメキシコからの不法移民に対して敵対的な態度を示してきたトランプ米大統領。国境付近の「壁」建設だけでなく、移民に対して寛容な州に対する予算をカットするなど早くも動き出した。国内で不法移民の摘発が強化されるのは必至で、今後、より多くの不法移民が出身国へ強制送還させられるとの見方が強い。

 米国での移民対応の変化を受け、メキシコは国を挙げて移民の保護に必死だ。米国内では各州にある領事館が窓口になり、情報提供だけでなく、当局に拘束された場合に対応する弁護士の用意もしている。
米国内の不法移民
 強制送還された移民に対しては、州ごとに仕事のあっせんや事業を始めるための資金支援を打ち出したり、子どもたちがスムーズに学校に入れるように必要な書類を減らしたり、奨学金制度を設けたりする動きもある。米国でおびえて暮らすよりも故郷に戻って仕事を見つけたらいい――。各種の支援策を見るとそんなメッセージのようにも見える。

 しかし、移民、そして政府の本音も実は全く逆のところにあるのではないだろうか。できるだけ米国に居続けたい、強制送還されてもまた米国に戻りたい、あるいは米国に戻ってほしい、が本音ではないだろうか。

 なぜ、不法と知りながらも国境を渡るのか。絶対的な理由は経済格差だ。米企業が生産拠点を相次いでメキシコに移す理由を裏返せば、同じ仕事をしても米国ならメキシコの何倍も稼げるということだ。

■失業率は高くないが…、多くは不安定な低賃金労働

 メキシコの失業率は昨年10-12月期で3%台と決して高くない。しかし就業人口の6割がインフォーマル(非公式)な労働者だ。彼らは企業との正式な契約などがない雇用者、あるいは納税などを含め正式な登記や登録をしていない個人事業主に分類されており、個人で依頼している家政婦や屋台などでの物売りなどもインフォーマルにあたる。概して賃金は低い。求職活動をしていないので、失業率の計算上、カウントされていない。

 インフォーマルセクターから正式な仕事へいくらでも労働力が供給されるから、決して人手不足で賃金が上昇、という事態につながらない。インフォーマルで働く人はいくつかの仕事を掛け持ちしなくては生活できない状況だ。政府にとって国内の雇用に不満を持つ人が外国に行ってくれれば、国内での失業率の上昇や社会不安をある程度和らげることができる。移民が失業の輸出などと皮肉られるゆえんだ。

 加えて見逃せないのが、そうした移民たちによる故郷への送金だ。2016年はその額は年間3兆円にも達した。その大半は米国からの送金とみられている。自動車の輸出に次ぐ外貨獲得手段とも言われ、この送金が多くの家族の家計を支えている。送金がなくなったら、家族だけでなくメキシコ経済にとっても大きな打撃となる。だから双方にとってたとえ不法であっても、命を落とすリスクがあるにもかかわらず、移民という状況が続くのが望ましいという訳だ。

 7日にメキシコに送還されたある移民はこう話した。「仕事が必要なんじゃない。稼げる仕事が必要なんだ」。国内で生活を養える仕事ができる――。単純そうにみえるその解答がメキシコをはじめ移民を生み出す国ではまだ見つからない。安い労働コストを武器に輸出基地として経済発展を遂げてきたメキシコにとっては、労働者の賃金を引き上げるということに積極的になるのは難しいのかもしれない。しかしこれが移民問題の根本でもある。今回のトランプショックを契機に、政府は重い腰を上げるときが来ている。
~~~~以上、日経新聞電子版より~~~~~

メキシコとアメリカの経済格差によって、アメリカへ積極的に行きたいということではなく、メキシコでは生きられないから脱メキシコという流れのようです。
北朝鮮人民の脱北に近いものを感じます。

もちろん、メキシコで生きていると死ぬという切迫した事態ではないと思いますが、メキシコ(メキシコ人にとっては故郷)で豊かな生活は送れないというのは同じなのではないかと。
移民問題とは人間の供給元にも問題があることが多いのですが、典型的な例であるようです。

メキシコも大胆な経済政策でメキシコ人の所得を倍増させないと今後人的資源をアメリカに吸い上げられ、国力が衰退すること確実なのではないかと危惧します。

>>政府にとって国内の雇用に不満を持つ人が外国に行ってくれれば、国内での失業率の上昇や社会不安をある程度和らげることができる。移民が失業の輸出などと皮肉られるゆえんだ。

移民を受け入れるということは「失業を輸入する」ということです。
移民受け入れ賛成派は理解しているのでしょうか。
少なくとも経済に対する正常な認識がある人間は移民受け入れに賛成しないと思います。

>>加えて見逃せないのが、そうした移民たちによる故郷への送金だ。2016年はその額は年間3兆円にも達した。その大半は米国からの送金とみられている。自動車の輸出に次ぐ外貨獲得手段とも言われ、この送金が多くの家族の家計を支えている。送金がなくなったら、家族だけでなくメキシコ経済にとっても大きな打撃となる。だから双方にとってたとえ不法であっても、命を落とすリスクがあるにもかかわらず、移民という状況が続くのが望ましいという訳だ。

アメリカで働く不法移民のメキシコ人は家族のために送金しております。
つまり、不法移民の所得がアメリカ国内の消費に向かわず、外国へ流出してしまうことになります。
移民受け入れによる消費拡大なんて筋が悪いというのはこれでご理解いただけると思います。

消費拡大のためには「消費税の廃止」と「公共投資の大規模拡大」で対処すれば事足りるのです。

トランプ大統領の移民拒絶政策を断固支持します。

以上です。
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プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
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『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。
『雇用、所得、物価の一般理論(仮)』
『我が国日本の海洋戦略(仮)』
『日銀は錬金術師(仮)』
『ケインズは二度死ぬ(仮)』
『なぜバターがスーパーから消えたのか(仮)』
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『移民拒絶論(仮)』
『人口補完計画(仮)』
『地政学の強化書(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学を国立大学の必須履修科目にするべきと考えています。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。
ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

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