【再掲載】スリランカが中国の魔の手に落ちる 軍事的要衝を押さえる必要性があるだろう

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

~~~~~以下は日経新聞電子版より~~~~~
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO97638250U6A220C1000000/
アジアの要衝国、1年で終わった中国への「反乱」  編集委員 秋田浩之
2016/2/26 6:30日本経済新聞 電子版
アジア太平洋の要衝にある島国が再び、中国に接近している。中国の影響力が強まりすぎるのを嫌い、昨年初めに親中路線に“決別”したはずだったが……。なにが起きたのか。日本の外交にもかかわる変化だ。

 その島国とは、インドのすぐ南側にあるスリランカである。アジアから中東につながる海路のほぼ中間にあり、大切な中継地だ。近年は軍事戦略の要衝としても、注目を浴びている。

 きっかけは、中国が進める「海上のシルクロード」構想。南シナ海からインド洋、アラビア海、地中海をつなぎ、独自の海上交通路を築こうという計画だ。

 この海域はいま、強大な米海軍の影響下にある。中国はこうした状況をいやがり、沿海の友好国に港湾をつくって、米国の息がかからない海上交通路を確保しようとしている。スリランカはまさに、この構想のヘソに位置する要衝国だ。

筆者が注目した記事

・2月10日 ロイター通信「Short of options, Sri Lanka turns back to Beijing's embrace」
・2月8日  新華社ニュース(中国通信社)「王毅・外相、スリランカ外相と会見」
・2月5日  新華社ニュース(同)「スリランカ独立68周年に祝電、習主席と李首相」
・1月12日 ロイター通信「Sri Lanka to allow Chinese port city project after delay」

■「親中」から「離中」へ転換したはずが…

 こうしたなか、中国が小躍りするできごとが、1月半ばに起こった。中国企業がスリランカで計画している看板プロジェクトに、ようやく同国政府の許可が出たのだ。

 最大都市であるコロンボの沖合を埋め立て、商業・スポーツ施設や住宅を整備しようというもので、総投資額は約15億ドル(約1665億円)。2014年9月から、いったん建設が始まった。
離中路線だったスリランカ
シリセナ大統領(左)は、就任当初は「離中路線」をとっていたが…(2015年3月、北京の人民大会堂)=共同

 ところが、15年3月、事態は一転する。スリランカ政府が「契約内容の不透明さ」を理由にいきなり待ったをかけ、プロジェクトを中断させてしまったのである。中国側は「妥当に問題を解決してほしい」(外務省)と懸念を示した。

 きっかけは同年1月の政権交代。親中路線をとっていたラジャパクサ前大統領が選挙で敗れ、シリセナ氏が政権に就いた。

 シリセナ氏は選挙中、ラジャパクサ氏が中国企業と癒着し、汚職体質につかっていると批判。この公約を実現するため、中国の看板プロジェクトを中断させた。汚職問題だけでなく、外交・安保上も、中国べったりは好ましくないという判断が働いたとみられる。

 それから、ほぼ1年。シリセナ政権は結局、プロジェクトの再開を許可した。事実上、中国への“抵抗”をやめ、手打ちをしたにひとしい。いったい、どうしてなのか。
■「彼らは自分の資金を持ってきてくれる」

 「我々の対中姿勢は完全に変わった」。2月10日のロイター電によると、スリランカ政府の報道官は記者にこう語り、「主要国の経済が厳しい。スリランカに資金を投じてくれる国が、ほかにどこにあるだろうか」と打ち明けた。

 中国企業は、港湾・空港拠点であるスリランカ南部の経済特区への投資も内々、打診しているという。米国やインドは、中国がスリランカの港湾を軍事利用するのではないか、と警戒している。

 だが、スリランカのサマラウィクラマ国際貿易相は「(中国の投資を)受け入れるつもりだ。彼らは自分の資金を持ってきてくれるのだから」と明かす(同日、ロイター電)。

 紅茶やゴム製品の輸出が低迷し、スリランカの貿易収支は厳しい。外貨準備も減り続けている。この苦境のなか、資金を大盤振る舞いしてくれる中国はやはり、袖にできないと悟ったというわけだ。
沖合 中国投資先
中国が投資することになったコロンボの沖合=ロイター

 中国もこの機を見逃さなかった。

 「スリランカと21世紀の海上シルクロード建設で協力したい」

 王毅外相は2月6日、アフリカ歴訪の帰途にわざわざスリランカのコロンボに立ち寄り、空港でサマラウィーラ外相と会談、秋波を送った。

 この2日前のスリランカ独立記念日には習近平国家主席と李克強首相がシリセナ氏らに祝電を送り、「戦略的協力パートナーシップ」の構築を呼びかけている。

 むろん、これで一気に両国が蜜月に戻るというわけではないだろう。ただ、シリセナ政権が当初かかげた「離中路線」は、早くも修正を迫られた格好だ。

 南シナ海などで強気な行動を続ける中国。日本や米国は他のアジア諸国と安保協力を強め、けん制しようとしているが、思惑通りにいくとはかぎらない。

 中国の軍拡を懸念するアジア各国も、経済面では大きな恩恵をこうむっているからだ。たった1年で収束したスリランカの中国への「反乱」が、その現実を物語っている。

秋田浩之(あきた・ひろゆき)
1987年日本経済新聞社入社。政治部、北京、ワシントン支局などを経て編集局編集委員。著書に「暗流 米中日外交三国志」。
~~~~~~以上、日経新聞電子版より~~~~

スリランカが離中路線を放棄したようです。
これは地政学的に由々しき事態と言わざるを得ません。

スリランカは中国による対インド包囲網戦略「真珠の首飾り」の要衝です。
つまり、中国がインドを包囲するためには是非とも影響力を拡大したい国家なのです。

さらに言えば、米国の影響力を排除したシーレーンを構築するためには補給基地もしくは中継基地としてスリランカを利用したいのです。
スリランカとしては背に腹は代えられない、経済的利益を優先せざるを得ないということなのでしょう。

我が国日本にとっては好ましくない事態が進行しております。
スリランカと中国の利害が暫定的にしろ一致してしまったのですから。
これはインドにとっても由々しき事態ですよ。インドは中国の海洋進出に神経を尖らせておりますから。

この現状を打開するためには我が国日本の円借款を利用した大規模インフラ輸出が必要です。
無利子の長期借款で日本のインフラを輸入することにより、スリランカの雇用を創出し、中国よりも日本を頼った方が合理的だと理解させた方がいいでしょう。

ついでに我が国日本の海上自衛隊の基地を借りられれば最高ですね。

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uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持ちました。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。
『雇用、所得、物価の一般理論(仮)』
『我が国日本の海洋戦略(仮)』
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『天皇器官説(仮)』
『移民拒絶論(仮)』
『人口補完計画(仮)』
『地政学の強化書(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学を国立大学の必須履修科目にするべきと考えています。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。
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特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

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