【再掲載】経済を演劇で例えるなら金融は黒子である~中篇~

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

【近況報告】
あまりにも疲れが溜まったので、倒れる前にがっつり寝ることにしました。
おかげで出版作業は進みませんでしたが、今こうしてブログ更新できております。

来月の中旬までには今後の年間予定を発表したいと思います。

~~~~以下は日経新聞より~(2本連続でどうぞ)~~~
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF29H08_Z20C16A1MM0000/

日銀、マイナス金利導入を決定 異次元緩和に転換点
2016/1/29 13:39

 日銀は29日開いた金融政策決定会合で、マイナス金利政策の導入を5対4の賛成多数で決めた。原油価格の下落や中国経済への不安で世界経済の先行き懸念が強まり、国内の景気や物価に悪影響が及ぶリスクが高まったためだ。銀行が日銀に預けるお金(当座預金)の一部に2月からマイナス0.1%の金利を適用する。2013年4月に導入した量的・質的金融緩和(異次元緩和)は大きな転換点を迎えた。

 29日午後に黒田東彦総裁が記者会見を開き、決定理由などを説明する。金融政策を決める9人の政策委員のうち、白井さゆり、石田浩二、佐藤健裕、木内登英の4委員が反対を表明。14年10月の追加金融緩和の決定時と同じ5対4の薄氷の決定になった。日銀は「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」として、量、質、金利の3つで「必要な場合には、追加的な緩和措置を講じる」と明記し、一段の追加緩和にも含みを持たせた。

 今回導入した仕組みでは、銀行がすでに日銀に預けた当座預金の金利は現在の0.1%のままで据え置く。銀行が新たに積み増す当座預金にマイナス金利を適用する。当座預金全体の金利を下げると、銀行の収益への悪影響が大きいためだ。

 マネタリーベース(資金供給量)を年80兆円増やす目的で実施している資産の大量購入はこれまで通り続ける。今後も国債を年80兆円、上場投資信託(ETF)を年3兆円のペースで買い増していくことになる。

 日銀は会合で経済・物価情勢の展望(展望リポート)もまとめた。2016年度の生鮮食品を除く消費者物価指数(CPI)上昇率の見通しを従来の1.4%から0.8%に下方修正。政策目標の物価2%上昇の達成時期を従来の「16年度後半ごろ」から「17年度前半ごろ」に先送りした。

 金融市場では年明け以降、日経平均株価が一時3000円近く下落し、円相場も一時1ドル=115円台まで円高が進むなど、不安定な動きが続いている。日銀は金融市場の混乱の背景には、世界経済の先行きへの強い懸念があると判断。21日に追加緩和を示唆した欧州中央銀行(ECB)と足並みをそろえ、緩和強化に踏み切った。

 海外発の不安増大で企業がリスクに慎重になれば、新年度入りに合わせた企業の価格政策や春の賃金交渉にも悪影響が及びかねない。企業が設備投資を先送りするなどして景気回復にブレーキがかかれば、デフレ脱却も難しくなる。黒田総裁はこれまで物価の基調に不安が表れれば「追加緩和でも何でもやる」と発言していた。



■日銀の決定内容のポイント

○「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を導入

○民間金融機関が日銀当座預金に預けたお金に対して支払う金利(付利)をマイナス0.1%に引き下げ、今後、必要ならさらに金利を引き下げる

○日銀当座預金を3段階に分割し、それぞれプラス・ゼロ・マイナス金利を適用する

○マネタリーベースを年80兆円増加させる金融市場調節方針を維持

○ETFやREITなどの資産買い入れ額を維持

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H2V_Z20C16A1MM0000/
マイナス金利政策とは
2016/1/29 13:34

 ▼マイナス金利政策 中央銀行が政策金利をゼロ%よりも低い水準にする政策。民間銀行が中央銀行に預け入れる預金の金利をマイナスにするのが一般的。民間銀行は日銀に資金を預けると、金利を支払う必要が出てくるため、民間企業の融資や有価証券の購入に資金を振り向ける効果を見込む。中央銀行が供給した資金を実体経済に回りやすくする狙いがある。家計や企業が民間銀行に預ける預金金利をマイナスにするわけではない。欧州ではスイスやデンマークなどの中央銀行が導入している。

~~~以上は日経新聞より~~~

まず、簡潔に中央銀行(我が国日本にとっては日本銀行)の金融政策について説明します。もうすでに知ってるよって方は読み飛ばしてもOKです。

日本銀行は民間の金融機関から”日銀当座預金”としてお金を預かっております。
そこに政策金利をかけて、金融緩和もしくは金融引き締めを行います。

例えば、とある地方銀行が日銀当座預金に1000万円預けていたとします。
もし、政策金利が1%だった場合単純計算ですが、1010万円になります。

この政策金利が1%から5%になったらどうなるでしょうか。
とある地方銀行は民間企業に貸し出すよりも日銀にお金を預けて金利分をいただいた方が”お得”ですよね。

つまり、政策金利が上がると民間金融機関は民間企業にお金を貸し出さなくなります。政策金利が下がると逆の現象が発生し、民間金融機関は民間企業にお金を貸し出そうとします。

政策金利を上げることは金融引き締めであり、政策金利を下げることは金融緩和であると覚えてください。
景気が冷えたりもしくは不況の場合は金融緩和します。景気が過熱したりもしくは好況の場合は金融引き締めを行います。

以上を踏まえて、マイナス金利政策について説明します。

マイナス金利政策とは、政策金利をマイナスにすることであり、日銀当座預金に対してお金を上乗せするのではなく、お金が差し引かれてしまう政策です。
例えば、とある地方銀行が日銀当座預金に1000万円預けていたとします。
もし、政策金利がマイナス0.1%だった場合単純計算ですが、999万円になります。

民間金融機関が日銀によってお金を奪われてしまう政策がマイナス金利政策なのです。
ここで注意していただきたいのは以下になります。

>>家計や企業が民間銀行に預ける預金金利をマイナスにするわけではない。

したがって、一般人がパニックになり、預金をすべて引き出す必要はありません。
以下は三橋貴明氏のブログより
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12123029059.html

三橋貴明氏のブログはマイナス金利政策についてよくまとまっております。
マイナス金利政策について、詳しくお知りになりたい方は是非ご一読を!

三橋貴明氏のマイナス金利に関するお考えを大雑把にまとめると以下になります。

1、相変わらず実体経済への波及は限定的で、インフレ率は低迷を続けることになるでしょう。
2、資金需要が乏しいデフレ環境下では、マイナス金利であっても実体経済を拡大させる効果が薄いことは、すでにユーロ圏が証明してくれているのです。
3、結局、問題はデフレによる「資金需要不足」(資金不足ではありません)であることを政府が認識し、民間の資金需要を促す「実体経済の需要創出=財政出動」に乗り出さない限り、この歪んだ状況に終止符が打たれる日は来ないでしょう。

私も同意見です。100%同意しますと言い切っていいでしょう。

三橋貴明氏の意見に私の意見を付け加えたいと思います。

某国立大学の経済学部において、近年稀に見る真面目さで経済政策を勉強してきた人間から言わせれば、デフレ脱却のための金融緩和政策とは言え、やりすぎだと考えます。

上記でも述べましたが、日銀が民間の金融機関からお金を奪う政策がマイナス金利政策なのです。
懲罰的であり、金融政策として邪道であると感じます。
お金を奪われたくなければ、奪われる以上に民間に貸し出して稼ぐしかないという殺伐とした状況を人為的に作っているのです。

私は日銀の金融緩和政策について賛成しておりましたが、マイナス金利政策についてのみ明確に反対します。

ただ、日銀の考えもわからないわけではありません。
民間企業の設備投資や家計の住宅投資を活発化するためにやるべきことはすべてやるということなのでしょう。
じゃあマイナス金利政策以外でどうすればいいのかというお話になりますよね?

実はすでに答えを出しております。それは明日のお楽しみということで。

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反逆する武士uematu tubasaが『消費税廃止への進撃』を出版しました。
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誤字脱字や事実誤認などございましたらお気軽にメールをお送りください。
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首を長くしてお待ちしています。
反逆する武士のメールアドレス:rebelbushi@gmail.com

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本書はMicrosoft Office Word2010を使用して作成されました。
加筆修正を随時行っていきますので、何卒ご理解の程をお願い致します。
【字数】現在約5万9000字
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プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。
『雇用、所得、物価の一般理論(仮)』
『我が国日本の海洋戦略(仮)』
『日銀は錬金術師(仮)』
『ケインズは二度死ぬ(仮)』
『なぜバターがスーパーから消えたのか(仮)』
『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇器官説(仮)』
『移民拒絶論(仮)』
『人口補完計画(仮)』
『地政学の強化書(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学を国立大学の必須履修科目にするべきと考えています。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。
ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

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