林業復活の前に考えるべきこと

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

~~~~~以下はJBPressより~~~~~
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50138
日本の林業復活は“潔白”な木材の活用から
シリーズ「商いの原点」~ワイス・ワイス(東京都)後編
2017.6.19(月)
里山ルーム
「ロイヤルパークホテル ザ 汐留」(東京都港区)の「里山ルーム」はワイス・ワイスが設計を担当し、秋田・岩手の木材を使用した(写真提供:ワイス・ワイス、以下同)

日本は、長い間、欧米諸国からの非難をよそに、世界各地で“違法伐採” された木材や、それを使った製品を輸入し続け、それは一方では、日本の林業を衰退させ、地方の過疎化・少子高齢化を加速する要因ともなってきた。

こうした状況を変革するために立ちあがった人物、それが家具インテリア・メーカー「ワイス・ワイス」(東京都渋谷区神宮前)の創業経営者・佐藤岳利氏(52)である。国産材を1%使っただけで大きな話題になる日本の家具インテリア業界において、彼は、フェアウッド(合法で伐採地の森林環境や地域社会に配慮した木材)使用率100%を達成し、国産材80%使用を実現している。

 全国各地の山奥深く分け入って、地道に林業関係者たちとの人間関係をつくり、かつてない画期的なビジネスモデルを創出して、KURIKOMAなどの大ヒットを飛ばした。

 林業の再生、地域の創生実現への第一歩を踏み出した佐藤氏であるが、今回は、彼を“変革者”たらしめた経緯を中心に見ていきたい。
企業ドリームアーツ
IT企業「ドリーム・アーツ」(東京都渋谷区)は、ワイス・ワイスの姿勢に共感し同社家具を導入。リクルーティングにも大きな効果を発揮しているという

本当の豊かさとは何か?

 大学卒業後、集客施設の施工・ディスプレー分野の最大手、乃村工藝社に入社した佐藤氏は、プロジェクトマネージャーとして、香港、ニューヨーク、そしてシンガポールの建設現場で約7年間、昼も夜もなく働き続けたという。やがて疲れは限界に達し、休暇で訪れたインドネシアの島々。そこで彼が目にしたのは、人々の笑顔あふれる何とも豊かな生活だった。

「自分はプール付き、メイド付きのコンドミニアムに住んでいたけど毎日全然楽しくない。そんな我が身と引き換え、ここの人びとは何て幸せなのだろう。“豊かさとは一体何なのか”と考えさせられました」

 ここで感じた“本当の豊かさ”を人びとに提供する仕事を日本で興したいと考え始めた矢先、東京本社に異動。ちょうどその頃、社内ベンチャー制度が設けられたので、思いを実現すべく応募したところ採用が決まった。1996年、ワイス・ワイスの創業である。家具・インテリア・雑貨の製造販売や内装工事を中心に事業を展開。多角化を進めるなど当初は順調に発展した社業だったが・・・。

「2005年の耐震強度偽装事件と、2008年のリーマン・ショックによって、単価は低下し続けました。売っても、売っても儲けは出ず、単年度で1億円の赤字を出すまでになりました。共同経営者と顔を合わせれば怒鳴り合い、社員との関係もギスギスしたものになりました」

 低価格競争に勝つために、中国での生産を開始するが、品質管理が及ばず顧客からはクレームが殺到。インドネシアで知った「本当の豊かさ」を日本の生活者に伝えるために始めた事業なのに、現実はむしろ逆。佐藤氏は精神的に追い込まれた。そんな彼に、転機が訪れる。

「中国に行って慄然としました。地平線まで続くような巨大工場に、膨大な量の原木が搬入されてゆくのです。一体、これらの木材は世界のどこから来たのだろうか・・・。

 そして、ちょうどその頃です。“日本では原木は取り締まるものの、製材した木材や家具など製品になったものについてはノーチェックのため、違法伐採された原木が中国などで製材され、つまりロンダリングされて日本に流入している”ことを知ったのです。それらの伐採地は、ロシア、インドネシア、マレーシア、ブラジル、アフリカ諸国などです。“本当の豊かさ”の提供をミッションとする弊社が、志とは裏腹に、地球環境を破壊し、それらの国々の人々の伝統的な社会・生活の破壊に加担している可能性を知り、愕然としました」

米国では改訂レーシー法で、またEU圏ではFLEGT行動指針(現・EU木材法)で、輸入ならびに国内間取引において、フェアウッドの使用が企業・個人にも義務付けられ、それが世界の潮流になろうとしていた。先進国中、日本だけがそれに乗り遅れていたのである。

「会社の存続云々以前の問題として、人間としてこれで良いわけがない。知った以上は元には戻れない」

倒産の危機を乗り越える

「国産材を軸にトレーサビリティのしっかりとしたフェアウッドを使う会社にしたい」と決意を伝えた佐藤氏だったが、社内からは猛反対が巻き起こった。社内で完全に孤立した彼は、社長の座を失いかけたが、強力なリーダーシップで、断固、方向転換への舵を切る。

「木材1本1本について伐採証明書、搬出証明書、輸出証明書を揃えようとしたのですが、取り組んですぐに分かったことは、“それは、事実上、不可能に近い”ということでした」

 その後も赤字は続き、社員も次々に辞め半減。それでも佐藤氏は辛抱強く、自らの信じる道を進んでいった。

 この問題について広く知ってもらおうと、2009年に『グリーン宣言』を発表。環境団体や省庁・自治体の後援を得て、全国各地で講演活動を展開し啓蒙を進めていった。

 その結果、ソーシャルな問題意識を有する企業の共感を得、徐々に発注が来るようになり、2012年度には、ついに単年度黒字を出すことに成功。2013年度以降も黒字となり、ワイス・ワイスは、家具・インテリア業界で唯一、トレーサビリティを貫徹する企業としての地位を確立していったのである。

 モノづくりのコンセプトも変わった。

「以前は、オシャレでカッコ良くリーズナブルな製品を作っていましたが、そのコンセプトには、地球環境を考え、子どもたちのことを思う気持ちが欠けており、本当の意味での“豊かさ”を提供できていませんでした。

人間は動植物の生命をいただくことで“生かしてもらっている”のです。だからこそ、100年かけて育った木で作った製品を100年かけて使ってほしいと考えるようになりました」

 その代表例が前回ご紹介した“大ヒット作”「KURIKOMA」である。

今、求められる「フェアウッドビジネスへの新規参入者たち」

 自然環境に感謝し、木を切り製材してくれる地域の人々の幸せを願い、商品を買ってくれる企業の繁栄を祈り、その商品を日々使う人々に喜んでもらう。

 つまり、主体としての自己と客体としての森羅万象は不可分一体の存在であり、自己はその中で生かされている。だからこそ、自己を取り巻く森羅万象に対するプラスの価値の創出こそ重要である──。

 こうした日本古来の「主客一如」の商いの哲学が佐藤氏をソーシャルでイノベーベティブな経営者にしている。
講演する佐藤氏
2017年3月、デンマーク・コペンハーゲンに招かれ、自社の取り組み、日本古来の経営哲学を講演する佐藤氏

フェアウッドビジネスの第一人者としての見識・経験の蓄積、全国に広がる林業関係者ネットワークこそは、現在のワイス・ワイスのコアコンピタンスと言って良いだろう。

 2017年5月20日の「クリーンウッド法」施行、さらには国連による「持続可能な開発目標(SDGs)」の大号令も追い風となるだろう。

 しかし、ワイス・ワイス単独では、経営資源は十分とは言えず、かつ、大ヒットしたとはいえ、商品の価格競争力も強いとは言えない。加えて、業界関係者や一般国民の間に色濃く残る無関心は今後に向けての不安要素であろう。「地球環境の持続可能性ではなく、自社や自分自身の持続可能性にしか関心のない人が多い」との嘆きも聞く。

 佐藤氏の取組みに触発され、フェアウッドビジネスに参入する企業群は果たして出現するのか? 彼らが現われることで、そこに新しい「市場」が誕生し、それが林業の再生や地域の創生の原動力になる。新規参入者たちの出現に期待する所以である。

(参考文献)「月刊事業構想2015年3月号」所収 拙稿「事業機会広がるフェアウッド」
~~~~以上、JBPressより~~~~~

私の林業に対する考えを端的に表しているのが以下になります。

>>日本は、長い間、欧米諸国からの非難をよそに、世界各地で“違法伐採” された木材や、それを使った製品を輸入し続け、それは一方では、日本の林業を衰退させ、地方の過疎化・少子高齢化を加速する要因ともなってきた。

したがって、違法伐採された木材の輸入を全面禁止して、その他の輸入木材に関しても関税を課し、国産木材の利用を促進する制度を創るべきだと考えておりました。

>>そして、ちょうどその頃です。“日本では原木は取り締まるものの、製材した木材や家具など製品になったものについてはノーチェックのため、違法伐採された原木が中国などで製材され、つまりロンダリングされて日本に流入している”ことを知ったのです。それらの伐採地は、ロシア、インドネシア、マレーシア、ブラジル、アフリカ諸国などです。“本当の豊かさ”の提供をミッションとする弊社が、志とは裏腹に、地球環境を破壊し、それらの国々の人々の伝統的な社会・生活の破壊に加担している可能性を知り、愕然としました

私も本記事を参照するまで知りませんでした。
アフリカで採取されるブラッディ・ダイヤモンドのようなものですね。
これは駄目でしょう。倫理的に駄目ですし、農林水産省が取り締まるべきでしょう。

上記記事ではその不都合な真実に立ち向かう人物に焦点を当てているようです。
是非熟読してください。

以上です。
人気ブログランキングに参加しております。
よろしければクリックをお願い致します。

人気ブログランキングへ

モッピー!お金がたまるポイントサイト
究極の空き家対策: 政府の手で空き家を駆逐せよ
究極の空き家対策

以下では「現在公開可能な情報」を一部ご紹介。
空き家問題に少しでも関心がおありでしたら、ご購入をお勧めします。

◆効果・効能◆
空き家問題の全体像を把握することが可能となる。
空き家問題に関する政府及び地方自治体の対応を把握することが可能となる。
空き家問題に対して、どのように対処するべきか解決策を理解することが可能となる。
空き家問題が日本経済を蝕む大問題と理解することが可能となる。

◆用法・用量◆
目に留まったならば、すぐにお買い求めください。
一日一回、隙間時間を利用して、お読みください。
空き家問題をどうにかしたいという熱がない方はご使用をお控えください。
用法・用量を守り、正しくお使いください。

◆対象読者◆
本書は以下に該当する日本国民向けに書きました。ご購入をお勧め致します。
1、空き家問題に対して、具体的に何から考えるべきかわからない日本国民
2、日本国内で豊かな生活を送りたい、もしくは少しでも現在の経済的苦境から抜け出したいと考えている日本国民
3、世界最強のエコノミストを目指している日本国民
4、空き家を経済学的に深く考察してみたい日本国民

====加筆修正予定====
本書は不完全な状態で出版されました。
2017年3月27日に第2回改訂作業終了。
現在第3版。
反逆する武士のメールアドレス:rebelbushi@gmail.com

※※※補足情報※※※
本書はMicrosoft Office Word2010を使用して作成されました。
加筆修正を随時行っていきますので、何卒ご理解の程をお願い致します。
【字数】約2万字

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。
『雇用、所得、物価の一般理論(仮)』
『我が国日本の海洋戦略(仮)』
『日銀は錬金術師(仮)』
『ケインズは二度死ぬ(仮)』
『なぜバターがスーパーから消えたのか(仮)』
『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇器官説(仮)』
『移民拒絶論(仮)』
『人口補完計画(仮)』
『地政学の強化書(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学を国立大学の必須履修科目にするべきと考えています。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。
ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

特にルールはありません。自由にコメントをお願い致します。

※常識の範囲内でコメントを削除する可能性がございます。ご了承ください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
反逆する武士のツイッター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR