核武装論(草案)その2

続き

米国のテロ支援国家指定解除を非難する!
2008年10月11日に米国は、北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除した。米国の明確な裏切り行為であり、許し難い行為である。米国にとっては
拉致被害者なんて邪魔な存在でしかないということがはっきりした。

 筆者は、米国の北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除に反対することを表明する。なぜならば、テロ支援国家指定解除は実質的な北朝鮮に対する経済援助だからである。

 指定が解除されれば、北朝鮮は国際金融機関からの融資を受けることができる。中国はテロ支援国家指定の解除を条件に海底油田開発をする意向を明らかにしている。さらに、他の地下資源開発への投資も約束している。
 
また、米国は2008年6月にも「対敵国通商法の適用外」も発表している。いまや北朝鮮は凍結されていたドル決済もできる。

 北朝鮮は、数十億ドルの資金を手にできるのである。政権維持には十分な金額であろう。
悪の枢軸国を延命させて良いのであろうか? 否。金正日政権を打倒しなければならないはずだ。正義の国が聞いて呆れる。

 しかし、日本は嘆いてばかりではいけない。米国が頼りにならないことがはっきりした以上、米国依存から脱却し、日本単独でも強度の経済制裁を実行に移すべきである。時間は北朝鮮に味方する。核弾頭の小型化は着々と進行してしまうだろう。

弾道ミサイルに搭載できるようになったら、核攻撃やニュークリアブラックメールに怯える毎日が待っていることだろう。今現在すでに、弾道ミサイルなどに搭載できるくらいの小型核弾頭が完成している可能性もある。

もし、北朝鮮が日本に核攻撃できるようになったらどうするのであろうか? 将軍様に命乞いでもしてみるか? 

日本の現状
しかしながら、現在の日本国は非核三原則ならぬ非核四原則(持たず、作らず、持ち込ませず、議論させず)になっている。

漫画家の小林よしのり氏は、ゴーマニズム宣言・暫一巻 の中で、

日本国がしなくてはならないことは
「あくまでも拉致や、工作船や、航空機爆破テロや、偽札などの国際犯罪を犯す狂気の国が・・・そして国内においては、人民の強制労働、虐待、虐殺、を行っている独裁国家が・・・日本のすぐ隣で核保有するという未曽有の危機に直面し、安全保障上、止むを得ず核武装する。」という核武装宣言である。

と主張されている。

今現在、日本国が加盟しているNPT(核拡散防止条約)の第十条には「締約国には、この条約の対象である事項に関連する異常な事態が自国の至高の利益を危うくしていると認める場合には、その主権を行使してこの条約から脱退する権利を有する」とあるので、脱退し、核武装するべきなのだ。脱退に伴う罰則規定はない。

日本政府は眼前の危機である北朝鮮の核兵器に、「見猿聞か猿言わ猿」を決め込んでいるのである。憲法九条があればミサイルが飛んでこないと思っているのであろうか? 憲法九条が日本の国教に指定されたのか?

MD依存、米国依存、憲法九条依存なのである。まったくもって日本男児のあるべき姿ではない。

自分は違う、自分には関係ない、違う世界の出来事だ、そういう現実から目を背ける行為が無自覚な悪意となってこのような結果を招く!(ガンダム00/セカンドシーズン/ティエリア・アーデの言葉)

日本の国柄に適した核武装体制の構築
伊藤貫氏は、日本は必要最小限の自衛能力として自主的な核抑止力を持つべきと主張されている。

【具体的には、小型駆逐艦(筆者注=防空力・対潜能力・水上打撃力となるミサイルや魚雷・爆雷などを搭載する比較的小型の快速艦)と小型潜水艦をベースとする核弾頭つき巡航ミサイルを、200~300基配備することである。
・・・海上と海中に配置しておく日本の巡航核ミサイルは、常に広汎な海域を移動しているから、敵国からのサプライズ・アタックによって一挙に破壊されてしまうことはない。これらの巡航核ミサイルは、日本が核攻撃を受けた場合に、報復核攻撃を実施する目的だけに使用できる兵器である。
・・・現在の日本の軍事予算は、GDPの1%程度であるが、筆者の提案する「自主的核抑止力をそなえた自衛軍」の予算は、GDP1,2%程度でしかない。GDPの1,2%レベルの国防予算というのは、世界諸国の平均的な軍事支出の半分以下の水準である。これは、「日本の軍事大国化」とは何の関係もない、自主的な核抑止力構築プランである】

筆者も同感であるし、納得した。地政学的に言えば、中国のような国土の広い国と比べれば、日本は相対的な脆弱性を有していると考えなければならない。

例えば、仮に、中国と日本が共に核弾頭を搭載したICBM(射程5500㎞以上の地対地弾道ミサイルで、大陸間弾道ミサイルと呼ばれる)を百基ずつ保有しているとして、中国が日本に対しサプライズ・アタック(奇襲攻撃)を仕掛けたら、日本側が保有しているほぼ全てのICBMは一挙に破壊されてしまう可能性が高い。

なぜならば、日本国土は中国や米国と比べ相対的に狭く、地上配備されたICBMは破壊されやすい。
 しかも、ICBMの発射基地を確保することも難しく、費用も掛かるだろう。

 このような事態が生じた場合、日本は核による報復攻撃を行うことができないので、「核による核抑止」が成立しなくなり、軍事的に極めて不安定な状況になってしまう。これでは、核武装した意味がない。伊藤貫氏の意見は、日本の国柄に適しているのだ。

核武装論批判に反論
NPT体制から脱退したら今の北朝鮮のように経済制裁を受けるというのはあり得ない。中国とて日本経済なしでは、自国の崩壊につながる。米国もインド、パキスタン、の核保有を認めたのである。イスラエルの核は黙認された。

さらに言えば、中東諸国が石油の輸出を止めると言われているがあり得ない。ジャパンマネーや日本技術がほしい中東諸国はそんなことできないであろう。

核武装をしたら他国と国交断絶されると言うが、あり得ないと考える。なぜなら、あの北朝鮮でさえ、まだドイツや北欧諸国などと国交が継続しているのに、安定した民主国家であり、法治国家であり、核兵器の管理能力保持国である日本が国交断絶されるのであろうか?

代替案としての非核二原則にし、米国に核を持ち込ませるという案は無意味である。なぜなら、持ち込んだ核の発射決定権を米国が持っている限り、核の傘に過ぎないからだ。核の傘が機能しないのは、前述した通りである。
米国が核を保有し、日本国が核を保有していなかったから、米国は広島・長崎に核攻撃したという側面もあるのである。

核は使用されにくい兵器ではあっても、使用されない兵器ではない。
「米国という抑止力をすでに持っているので核兵器を持たなくてもよい」「米国が許すはずがない」という反論がある。

自分の国は自分で守るべきという自主独立の気概を持つ尊皇攘夷派である私には理解し難いものである。独立国家として自分の国を自分で守るのは、至極当然のことだと考える。このような対米依存、対米屈従、他力本願な考えは日本国を危うくすると考える。

侵略するかもしれないから核を持ってはいけないと言うが、侵略させない覚悟を日本国民自身が持つべきである。軍隊を持ったら侵略してしまうから持ってはいけないという理屈と同じなので理解できない。

そのような反自衛隊的思考を持っている知識人に問おう。もし、自衛隊を「軍隊」と正式に憲法で定めたら、具体的にどのような過程を経て侵略的行動を採るのだろうか? 筆者には想像できない。ぜひ教えてくれたまえ。

食糧自給率問題を指摘する方もいるが、日本は食料を恵んでもらっているのではない。自由貿易体制下では有り得ないと思う。ここで、評論家の日下公人(くさかきみんど)氏の重要な指摘を紹介しておきたい。

【・・・食糧を外国に依存することは確かに心配だが、外国も対日輸出の利益に依存しているのだから、これは駆け引きの問題で、弱みをこちらから見せてはいけない。

・・・専門家は、「輸入比率が高い」ことを危険視し、「外国依存では日本国家の独立が危ぶまれる」としきりに問題視するが、しかし輸入力は、実は強力な武器である。相手は日本に売りたい、日本に買ってもらいたいのであって、逆に考えれば「外国は日本への輸出依存率が高い」と言える。「お宅の製品を買ってやってもいい」という態度が武器になることを考えず、安易に「外国依存」と思い込むことが問題なのである。外交も輸出入も総合的なものであって、それぞれが独自に行われているのではなく、相互に影響しあっている。

例えば、アメリカの養豚業者の輸出分のほぼすべては日本向けである。もしアメリカが北朝鮮のテロ国家指定を外すといった時は、一見、それとは全く関係ない脈絡で日本は「アメリカ産の豚肉には病気の懸念がある。三ヵ月は輸入停止して検査する」と言えば、ホワイトハウスは養豚業者に包囲されるだろう。

・・・「輸入させていただいている」わけではないことを、国民もよくよく知っておく必要がある】

日本国には「巨大な経済力」があり、資源や食糧その他を輸入できているのであって、「核武装していないから、資源や食糧その他を外国人の善意によって輸入させていただいている」訳ではない。

北朝鮮に関して言及すれば、「核武装国家であるから、資源や食糧を輸入できないのではなく、貿易相手に支払う対価が十分ではないので、人民が飢え死に、電力が滞る」のである。

日本が経済大国でよかった(汗)。
このような国際感覚が必要であることは言うまでもない。

「核武装能力があるのに実行しないことによって、日本は国際社会で名誉ある地位を占めている。絶対に核武装すべきでない」という批判がある。

では、このような核武装批判をする諸君に問おう。戦後60年以上経過した現在、日本国憲法(平和憲法)に同調し、軍備を放棄した国家が存在したのか?

なぜ、北朝鮮は日本人を拉致し、韓国は竹島を占領し、中国は日本に核ミサイルの照準を合わせ、中国人民に反日教育を施し、ロシアは北方領土を強奪したまま返還に応じないのか? 

国際社会で名誉ある地位を占めている日本が、なぜこのような屈辱を受けなければならないのか? 説明して頂きたい。

日本国にとって核武装するということは、自衛能力を保持することであり、「独立主権国家」として生き残るための道なのである。その核武装を否定するということは、日本に「自殺せよ」と脅すことと同義であり、非人道的な所業である。

核兵器保有に伴う危険、危機、困難をあれこれ列挙して核保有に反対するのは、幼児が駄々をこねるようなものである。
外交努力や自助努力により核武装するためのハードルをクリアするという発想がなぜできないのか? 

核武装するくらいなら、核攻撃を甘んじて受けると言うのか? 
核武装反対論者に問いたいものである。

核武装せずに集団的自衛権の行使は可能か
日本の親米保守派は「日本国は核武装などという夢をみるのではなく、現実主義的な見地から、集団的自衛権を行使できるようにして日米結束し、中国や北朝鮮と対決すべきである」という現実主義的(?)主張を行う者が多い。

しかしながら、中国や北朝鮮などの反日国家が米国と軍事衝突(例えば台湾有事や朝鮮有事など)した場合に、在日米軍基地から米海軍や空軍が出撃して、中国人民解放軍や北朝鮮人民軍の駆逐艦、巡洋艦、戦闘機を撃破すれば、

「すべての対米協力を即刻停止せよ! 米軍に日本の軍事基地を使用させるな! もしこの要求に応じなかったら断固とした決意で、24時間以内に日本国の主要都市に核攻撃する! 」というニュークリアブラックメールを中国や北朝鮮が日本にかけたら、日本国内閣総理大臣はどのような決断をするだろうか?

「米国の核の傘があるから大丈夫だ」と対米協力を続行するのだろうか? 「たとえ米国といえども日本のために中国や北朝鮮と核戦争できるはずがない、自国民を数千万人犠牲にしてまで日本を守るはずがない」と中国や北朝鮮に屈するのだろうか? 
まともな思考ができる日本国内閣総理大臣ならば後者であろう。

筆者は集団的自衛権の行使については賛成するが、核武装せずに集団的自衛権の行使は不可能である。日本国は一刻も早く自主的核抑止力を保持するために核武装して、多極化する世界情勢の中で生き残りを図るべきだ!

伊藤貫氏曰く「敗戦後、すでに60年経っている。たった1回、戦争に負けたことを口実として、いつまでたっても自主防衛しようとしない日本人は、独立主権国家を運営する道徳的な資格に欠けている」(中国の「核」が世界を制すより)

親米保守派は伊藤貫氏の言葉を噛みしめよ! 筆者は、「国防を米国に依存し、日本は金儲けに専念すればいい」という吉田ドクトリンに唾を吐きかけたい。

中国、ロシア、北朝鮮という核武装国家に囲まれているという危険な地政学的条件で生き残るために、六カ国協議から脱退し、日本国核武装へ舵を切るべきである。
 


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プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。
『雇用、所得、物価の一般理論(仮)』
『我が国日本の海洋戦略(仮)』
『日銀は錬金術師(仮)』
『ケインズは二度死ぬ(仮)』
『なぜバターがスーパーから消えたのか(仮)』
『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇器官説(仮)』
『移民拒絶論(仮)』
『人口補完計画(仮)』
『地政学の強化書(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学を国立大学の必須履修科目にするべきと考えています。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。
ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

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