デフレ対策としての公共事業

私はデフレ脱却のために公共事業大復活を主張し、5年間で125兆円(1年当たり25兆円)の公共事業を実行すべきであると主張する。

しかしながら「日本経済を立て直すには財政出動が必要だとしてもそれがかならずしも公共事業でなくてもよいのではないか? 」という疑問が寄せられる。
この疑問は正しい。「公共投資イコール公共事業」ではないからである。

教育、資源開発、社会保障など様々な投資が将来の日本のために必要であることは疑いようもない事実であるからだ。とはいえ効果的な経済対策を考える上で公共事業が大きなウェートを占めるのも当然と言わねばなるまい。

なぜならば、第一に、公共投資で日本経済活性化を図ろうとするのであれば、その投資が様々な産業に波及効果をもたらすことが必要である。
そうした波及のためには投資する産業が様々な産業と関わっていることが重要で、建設業界などは特に「資材、部材」「機械」「設計技術や調査」「労働者の宿泊、食事、医療」など多くの産業に波及効果をもたらすであろう。

第二に、公共投資による失業者対策として考えるのであれば、失業者がすぐにでも働ける職を作り出さなければならない。公共事業ならば、高度な技術を保持した労働者から単純な日雇い肉体労働者まで様々な雇用が生まれる。
また、建設業界は日本の全雇用の約9%を担い、日本のGDPの約6%を創出しているという事実を軽視すべきではない。

第三に、大きな公共投資を行うのであれば、受け皿となる十分に育成されている産業でないと大規模投資を消化することができないのである。日本の公共事業を担う建設産業は十分な技術と規模を保持した、公共投資するのに適している産業なのである。

 しかも、現在の日本のインフラ、主に橋や道路などは危機的状況にあると言ってもよく、メンテナンスを実行しなければ日本のインフラが使用不可状態に陥る。この記事では、日本のインフラの危機的状況、インフラの重要性を詳しく論じてしまうだけで記事がもう一本できるので、軽く触れておくだけにしようと思う。

例えば、橋についてだが、これまでの公共投資削減の影響で、通行止めになっている橋梁が国内で121基も存在し、一般的に建設後50年を経過したら改修して今後も安全に使用できるようにするのだが、今後改修が必要な橋梁がどんどん増えてくるのである。橋梁が通行止めになるということは国内がインフラの不整備で分断され、流通や災害時などでの移動に支障がでてしまうのである。

このままインフラの整備を怠っていると最悪の場合、数百兆円の経済損失が生じるという算出も出ている。(藤井聡氏の著作を参照)

この日本で跳梁跋扈する「公共事業悪玉論」がどれほど間違っているのかということに関しては藤井聡氏の著作を参照していただきたい。

ここでやはり「無駄な公共投資は反対」といって公共投資の増額に反対するエコノミストが存在するがここで一度立ち止まって考えてもらいたい。
そもそも「無駄な公共投資」とは何か? ということである。どのような基準をもって無駄と判断すべきなのだろうか?

この無駄に関する基準について三橋貴明氏は次のように定義した。
①ストック面としての無駄
②民間がやるべき仕事を政府が奪ってしまうという無駄
③クラウディングアウト

この3点のどれかを満たす公共投資は無駄であると判定できる。

まず、①ストック面での無駄については要するに、役に立たない・必要のないものを作ってしまうことである。いわゆる「ハコモノ」と呼ばれるものがそれにあたる。

②民間がやるべき仕事を政府が奪ってしまうという無駄については、利益が確保できて今後需要が増大すると見込まれる事業を政府が行っていたら、民間に委託すべきであり、わざわざ政府がやることではないことは無駄な事業であると言える。
純粋公共財や準公共財などの供給事業はこのような無駄には当たらない。

③クラウディングアウトについては、財政出動によって金利が上昇してしまうことにより、民間に流れる資金が阻害されてしまうということである。
しかし、バランスシート不況下における経済状況において、民間には資金需要が無く金利も超低金利状態なので、クラウディングアウトにはならない。
通常経済下(バランスシート不況脱却の後)においては金利が上昇してくるのでクラウディングアウトが生じてしまう。

以上のことから、公共投資は現在のバランスシート不況下・デフレ状況下においてやらなければならない。

しかも、バランスシート不況下では政府が資金調達の費用が安く済み、公共投資をした方がお金を節約できる。

例えば、バランスシート不況下で政府が国債を発行して、10年間、利子率が1%で、10兆円借りて公共投資する場合と、通常経済下において政府が国債を発行して、10年間、利子率が5%で、10兆円借りて公共投資する場合ではバランスシート不況下で公共投資を拡大したほうがとてもお得である。

具体的にどのような公共事業が必要なのかというと、橋、道路(高速道路を含めて)、港の建設と整備、建造物の耐震化、ダム建設などである。
なぜならば、これらのインフラがメンテナンス期にすでに突入しているからであり、インフラのメンテナンスをこのまま放置してしまうと経済損失が莫大なものになってしまうのである。

参考文献
藤井聡『正々堂々と「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ』日刊建設工業新聞社
藤井聡『公共事業が日本を救う』文春新書
三橋貴明『日本の未来、ほんとは明るい! 』WAC
三橋貴明『いつまでも経済がわからない日本人「借金大国」というウソに騙されるな』徳間書店

公共事業が日本を救う
正々堂々と公共事業の雇用創出効果を論ぜよ


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トレボー参上

>バランスシート不況から脱却してインフレになったら国債償還を少しづつ始めればいいのでは?

そこが机上の理論だといってるんですよ。ok?

???

結局何をおっしゃりたいかわかりません。

もし、バランスシート不況から脱却してインフレになったら国債償還を少しづつ始めればいいのでは?
私は景気が悪くなったら国債発行を財源とした財政出動を主張するケインジアンではありません。
現在の日本経済の状況から考えるに政府支出(公的固定資本形成+政府最終消費支出)を増やす以外に経済成長(GDPを増やし続けること)する手段はないと申し上げているのです。

トレボー参上

好景気時代に国債を作りすぎたので
必要なときに国債を発行できないのが日本。

国債発行→景気良くなる→(癒着と)景気を維持するために国債発行→景気良くなる
→ある日突然不況到来→景気良くするために国債発行→景気良くなる→景気を維持するため(略

学術的な理論はどうであろうと実際はこのような依存体質になりやすいし
それでも資産が増えて(経済成長)してインフレすること前提ならキャッシュフローは
成立するとケインジアンは言うだろうけど、それはやっぱり博打経済学かな。
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Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
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失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

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『ビジネスの種を蒔け』
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『家賃半額』を出版しました。

『住宅資産倍増計画(仮)』
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日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学の基礎は理解しております。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。国会議員の事務所へ陳情します。

ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

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