【加筆修正】トリプルブーストポリシー 大規模公共投資篇

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

就職説明会と飲み会で忙しい日々でございます。

今月は3日に1回の更新になりそうです。

さて、トリプルブーストポリシーの第三弾 大規模公共投資を行う です。

この公共投資に関しては私の過去ログから引っ張ってきたエントリーに大幅な加筆修正を致しました。

参考URLと参考動画
マクロ経済学における乗数効果に関する一考察。20兆円の財政出動したら20兆円GDPに加算されるだけではないということを理解しよう。

デフレ対策としての公共事業

1/3【討論!】第二の矢、日本経済レジリエンス計画を推進せよ[桜H25/10/12]
2/3【討論!】第二の矢、日本経済レジリエンス計画を推進せよ[桜H25/10/12]
3/3【討論!】第二の矢、日本経済レジリエンス計画を推進せよ[桜H25/10/12]

 
~~~~加筆修正開始~~~~


今回は「財政出動における乗数効果」に関して私が思うところについて述べます。

これは大学の経済学の基礎とかマクロ経済学とかで散々反復学習するところです。

参考文献
伊藤元重『マクロ経済学』日本評論社 2002年
マクロ経済学

一般的に乗数効果とか乗数プロセスと言うのは「とある需要増大により、生産と所得が拡大し、これが次々に派生需要を生み出し、その結果、経済全体の需要・生産・所得が雪だるま式に増えていくこと」と定義することができます。

ちょっと難しい話ですので、例え話を致します。

日本政府という経済主体がとある建設会社に100億円の公共事業を依頼したとします。
          ↓
そうすると建設会社の所得は100億円増えます。
          ↓
その建設会社の100億円の多くを従業員のお給料として支払ったり、建設に必要な機械を購入します。
          ↓
従業員がお給料をもらえたので、コンビニで弁当とお茶を購入するので消費が増えます。
建設機械を生産している会社の所得が増えます。
          ↓
コンビニの売り上げが伸び、建設機械を生産している会社の従業員のお給料が支払われたりします。
          ↓
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(同様のプロセスが延々と繰り返される)
          ↓
よって日本経済全体の需要・生産・所得はどんどん雪だるま式に増えていきますよ。
めでたし、めでたし。 ←昔話かい(笑)

と言うことなのです。

ここで、数学のお話になりますが、じゃあ経済全体で結局どれくらいの財政出動したら総額どれくらい増えるの? という疑問が当然出てきますよね。

仮定:限界消費性向(所得の内、消費をする割合)を0.5(つまり50%)とします。
  :財政出動金額を年間20兆円として、総額にしてどれくらい増えるのか算出します。

乗数効果の総額=1/(1-0.5)× 財政出動金額

       =2× 20兆円

       =40兆円

※特筆事項:簡単かつ理解しやすいものにするために限界消費性向を0.5にしました。本当は0.6から0.8ぐらいと言う説が有力なのだそうです。なのでもっと乗数効果の総額は増えると考えられます。
また、この乗数効果にはタイムラグが生じるので年間の乗数効果は計算よりも低くなる可能性があります。

ここで私が結局何が言いたいのか?

それは「財政出動の経済成長を否定する人間は乗数効果がわからないお人なのではないか?」と言うことです。

また、財政出動に反対するお人の中には「政府によって特定の産業だけが得をするから不公平だ」と難癖をつけてきます。
それは乗数効果を理解していないからなのです。

まず、GDPが増えないわけがないです。だから経済成長できないというのはありえません(笑)。

また、自民党の公共投資年間20兆円を引き合いに出して、建設会社だけが儲かることに難癖をつける方に言いたいのですが、「建設会社がその他の企業などから何か物もしくはサービスを購入したら他社だって儲かるでしょ?」ということです。

早い話が最初の財政出動金額分は確かに建設会社の所得になりますが、そこからの乗数プロセスによって利益がその他の企業や日本国民に行き渡ることになるのです。
経済とはお金が連鎖する生き物のようなものなのであるということを理解していただきたいと思います。


以上の乗数効果も含め、私はデフレ脱却のために大規模公共事業を主張し、20兆円の公共事業を実行すべきであると主張します。

しかしながら「日本経済を立て直すには財政出動が必要だとしてもそれがかならずしも公共事業でなくてもよいのではないか? 」という疑問が寄せられます。

この疑問は正しいでしょう。「公共投資イコール公共事業」ではないからである。

教育、資源開発、社会保障など様々な投資が将来の日本のために必要であることは疑いようもない事実です。とはいえ効果的な経済対策を考える上で公共事業が大きなウェートを占めるのも当然と言わねばなりません。

なぜならば、第一に、公共投資で日本経済活性化を図ろうとするのであれば、その投資が様々な産業に波及効果をもたらすことが必要です。
そうした波及のためには投資する産業が様々な産業と関わっていることが重要で、建設業界などは特に「資材、部材」「機械」「設計技術や調査」「労働者の宿泊、食事、医療」など多くの産業に波及効果をもたらすでしょう。

第二に、公共投資による失業者対策として考えるのであれば、失業者がすぐにでも働ける職を作り出さなければなりません。
公共事業ならば、高度な技術を保持した労働者から単純な日雇い肉体労働者まで様々な雇用が生まれます。
また、建設業界は日本の全雇用の約9%を担い、日本のGDPの約6%を創出しているという事実を軽視すべきではありません。

第三に、大きな公共投資を行うのであれば、受け皿となる十分に育成されている産業でないと大規模投資を消化することができません。日本の公共事業を担う建設産業は十分な技術と規模を保持した、公共投資するのに適している産業なのです。

 しかも、現在の日本のインフラ、主に橋や道路などは危機的状況にあると言ってもよく、メンテナンスを実行しなければ日本のインフラが使用不可状態に陥ります。

例えば、橋です。

これまでの公共投資削減の影響で、通行止めになっている橋梁が国内で121基も存在し、一般的に建設後50年を経過したら改修して今後も安全に使用できるようにするべきですが、今後改修が必要な橋梁がどんどん増えてくるのが現状です。
橋梁が通行止めになるということは国内がインフラの不整備で分断され、流通や災害時などでの移動に支障がでます。

このままインフラの整備を怠っていると最悪の場合、数百兆円の経済損失が生じるという算出も出ています。(藤井聡氏の著作を参照)
この日本で跳梁跋扈する「公共事業悪玉論」がどれほど間違っているのかということに関しては藤井聡氏の著作を参照してください。

ここでやはり「無駄な公共投資は反対」といって公共投資の増額に反対するエコノミストが存在するがここで一度立ち止まって考えていただきたいと思います。
そもそも「無駄な公共投資」とは何か? ということです。どのような基準をもって無駄と判断すべきなのでしょうか?

この無駄に関する基準について三橋貴明氏は次のように定義しました。
①ストック面としての無駄
②民間がやるべき仕事を政府が奪ってしまうという無駄
③クラウディングアウト

この3点のどれかを満たす公共投資は無駄であると判定できます。

まず、①ストック面での無駄については要するに、役に立たない・必要のないものを作ってしまうことです。いわゆる「ハコモノ」と呼ばれるものです。

②民間がやるべき仕事を政府が奪ってしまうという無駄については、利益が確保できて今後需要が増大すると見込まれる事業を政府が行っていたら、民間に委託すべきであり、わざわざ政府がやることではないことは無駄な事業であると言えます。
純粋公共財や準公共財などの供給事業はこのような無駄には当たりません。

③クラウディングアウトについては、財政出動によって金利が上昇してしまうことにより、民間に流れる資金が阻害されてしまうということです。
しかし、デフレ不況下における経済状況において、民間には資金需要が無く金利も超低金利状態なので、クラウディングアウトにはなりません。
インフレ経済下においては金利が上昇してくるのでクラウディングアウトが生じてしまいます。

以上のことから、公共投資は現在のデフレ状況下においてやらなければなりません。

しかも、デフレ不況下では政府が資金調達の費用が安く済み、公共投資をした方がお金を節約できます。

例えば、デフレ不況下で政府が国債を発行して、10年間、利子率が1%で、10兆円借りて公共投資する場合と、インフレ経済下において政府が国債を発行して、10年間、利子率が5%で、10兆円借りて公共投資する場合ではデフレ不況下で公共投資を拡大したほうがとてもお得です。

具体的にどのような公共事業が必要なのかというと、橋、道路(高速道路を含めて)、港の建設と整備、建造物の耐震化、ダム建設、空港整備などとなります。
なぜならば、これらのインフラがメンテナンス期にすでに突入しているからであり、インフラのメンテナンスをこのまま放置してしまうと経済損失が莫大なものになってしまうからです。。

参考文献
藤井聡『正々堂々と「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ』日刊建設工業新聞社
藤井聡『公共事業が日本を救う』文春新書
三橋貴明『日本の未来、ほんとは明るい! 』WAC
三橋貴明『いつまでも経済がわからない日本人「借金大国」というウソに騙されるな』徳間書店

公共事業が日本を救う
正々堂々と公共事業の雇用創出効果を論ぜよ

~~~~加筆修正終了~~~~

本当はバランスシート不況と絡めたお話でした。(バランスシート不況に関する説明は拙ブログの過去ログを参照して下さい)

ブログがどうしても更新できない場合は加筆修正と再掲載にしようかなと考えております。

以上、クリックお願い致します。


人気ブログランキングへ







反逆する武士というブログは日本核武装実現のために核武装本の出版を目指し活動しているuematu tubasaの主筆ブログです。

日本核武装の実現のためにはみなさんからの情報提供が必要不可欠です。

日本核武装に関すること、役立ちそうなことであれば何でも構いません。

コメント欄かrebelbushi@gmail.comまで情報をお寄せください。

また、このブログをお読みになってどのようなご感想をお持ちになりましたでしょうか? お気軽にコメントをくだされば嬉しく存じます。コメントに関してはすべてチェックさせていただいております。
コメントには返信させていただくことがございます。

読者からのご意見ご感想を踏まえ、日々改善し、人気ブログランキングの50位以内を目指して行きたいと存じます。
応援よろしくお願いします。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。

『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇最強説(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学の基礎は理解しております。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。国会議員の事務所へ陳情します。

ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

特にルールはありません。自由にコメントをお願い致します。

※常識の範囲内でコメントを削除する可能性がございます。ご了承ください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
反逆する武士のツイッター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR