リアリスト・パラダイム 

パラダイムとリテラシーとビリーフ

パラダイムとは思考法の基本的なパターンのことである。筆者は伊藤貫氏の主張するリアリスト・パラダイムを採用している。

いきなり、パラダイムという単語が出てきて驚かれたと思うが、「日本が自存自衛のために核武装する」という政策を実現させるためには、それらの政策を論理的に合理化してみせる理屈が必要不可欠なのである。

きちんとした外交パラダイムを構想できない国は、21世紀の群雄割拠時代に突入した国際社会において滅亡する可能性が極めて高いからである。

リアリスト・パラダイムの四原則を紹介しようと思う。

第一、「国際社会は本質的に無政府状態である。」 人類は一度も世界政府、世界立法院、世界警察軍を設立することができなかった。また、真に公平で、中立な世界裁判所を創ったこともない。

 つまり、「強い国は何をしても処罰されない。弱小国が強国の犠牲になっても、誰も助けてくれない。」というのが国際社会の特徴なのである。

 原爆投下という非人道的所業を実行した米国は国際社会から処罰されていないし、イスラエルがガザ侵攻したとしても国際社会は無力であったし、ソ連や中国が自国の人民を粛清し、他国の民間人を虐殺しても処罰されていない。

 もし、日本が中国に併合されたとしても米国は日本を助けないし、国際社会には有効な手立てがない。

第二、「国家にとっての至上命題は生き残ることである。」 国家の独立性を保つことを怠った国家は、他国に消滅させられ、併合させられるのである。
 
しかし、それは国家にとっての死亡である。それを回避するために、国家が一番重視すべき政策は国防政策なのである。
国家の義務は生き残ることであり、国防政策は経済政策よりも優先順位が高いというのがリアリストの原則なのである。

誤解を受けないようにしたいので述べるが、これは決して経済政策を重要視しないとか、軽視するということではない。
あえて、国防政策と経済政策を比較して優先順位をつけるのであれば、国防政策を優先すべきであると主張している。

「経済活動及び国民生活は国家防衛という基盤の上に成り立つものである」これが筆者の持論である。

他国による武力攻撃の最中に安心して、買い物ができるだろうか? レジャースポーツができるだろうか? アニメやマンガを鑑賞することができるだろうか? 企業活動ができるだろうか?

他国による軍事占領が成功してしまったら、日本国民のための経済政策を策定し、実行することが不可能になってしまう。日本経済が他国のための奴隷経済になってしまう。

よって経済政策を重要視するのであれば、国家防衛を盤石なものにしてから取り組むべきではないだろうか?

第三、「国家の意図はいつ変わるか予測できない。条約や同盟関係はあてにならない。自分の国は自分で守るしかない。」
 ソ連は日ソ中立条約を破棄し、火事場泥棒的に北方領土を強奪した。国家の意図はいつ変化するかわからないという例である。

 同盟関係とは、自国の国益実現のために設定されるものであり、自国の国益に都合が悪くなれば同盟関係は破棄されたり、形骸化、空洞化したりする。これは当たり前のことである。

 硬直した同盟関係に自らを縛りつける行為はとてもリスクが高い。もし、同盟国が頼れなくなったらその国家はとても危険で脆弱な状態に陥ってしまうからだ。

第四、「イデオロギーや好き嫌いの感情を、外交政策に持ち込んではならない。」
 日本の親米保守陣営は「米国が好きだから、米国政府の言うとおりに日米協力すればよい。」という考えを持ち、親中左翼陣営は「中国が好きだから、中国政府の顔色を窺い、謝罪と反省を口にする〈土下座外交〉を実行すれば日中友好が実現するだろう。」という考えを持っている。

 筆者はものすごく怒りを感じる。米国に盲従し、日本の伝統、国柄、名誉、国益をどれほど壊されたことか。日中友好によりどれほど搾取されたことか。

 国家における外交政策とは、勢力均衡(バランス・オブ・パワー)と費用対利益(コストベネフィット)において決定されるべきである。
 日本人は米国に対して、「我々から自主防衛能力を剥奪しておこうという政策を止めるべきだ」と、公開の席で、正々堂々と主張する必要がある。

 外交政策に感情は要らない。非情かつ冷徹にならねばならない。以下は参考文献。
伊藤貫著、中国の核が世界を制す
中国の核が世界を制す
伊藤貫著、中国の核戦力に日本は屈服する
中国の核戦力に日本は屈服する


筆者はこの現代社会を生きるためにはリテラシー(情報理解力、情報正誤判別力)が極めて重要であると思う。

 リテラシーを鍛える方法としては、「マスコミを始めから疑う」「賛否両論に耳を傾ける」「インターネットや月刊誌も疑う」「独自の情報元を見つける」などがある。

また、誤情報を指摘された場合、素直の謝罪し、訂正を行う誠実さも大切であろう。
ちなみに、このブログにおいて事実誤認を見つけた方は、資料を提示して事実誤認を指摘して頂きたい。すぐに訂正と謝罪を行いたいと思う。

ビリーフ(信念)を堅持することが意見を発表する場合に大事だと思う。

しかしながら、信念を貫くことは良いことやカッコイイことばかりではない。筆者はこの論文のせいで、将軍(金正日のような危険人物という意味の蔑称)と呼ばれることがある。おそらく、国防意識の希薄な日本社会でも同じように扱われることであろう。

信念を貫くとは負の部分を多く背負うものであり、並々ならぬ覚悟を持つということである。


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プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。
『雇用、所得、物価の一般理論(仮)』
『我が国日本の海洋戦略(仮)』
『日銀は錬金術師(仮)』
『ケインズは二度死ぬ(仮)』
『なぜバターがスーパーから消えたのか(仮)』
『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇器官説(仮)』
『移民拒絶論(仮)』
『人口補完計画(仮)』
『地政学の強化書(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学を国立大学の必須履修科目にするべきと考えています。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。
ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

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