潜水艦の基礎知識

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

とてもわかりやすい潜水艦基礎知識の記事が存在したのでご紹介します。

~~~~以下は東洋経済オンラインより~~~~
http://toyokeizai.net/articles/-/74378

日本が誇る潜水艦、その販売合戦の裏側 潜水艦の実力は何で決まるのか?
山内 敏秀 :太平洋技術監理有限責任事業組合理事首席アナリスト
2015年06月28日
潜水艦 そうりゅう
オーストラリアが導入を検討している「そうりゅう」型潜水艦。写真は広島県・呉基地に停泊中のもの

みなさんは、なにか「もの」を買ったり、仕入れる時、どのようにして決断に至るでしょうか。まずは、「どのようなものが欲しいのか」を明らかにすることでしょう。そして、「その品質は?」「価格は?」「物流は?」といったことを比較して購入を決めるのではないでしょうか。

潜水艦を購入する場合、どのように決めるのか

これは、潜水艦といった兵器の購入についても同様です。今、アジアでは熾烈な潜水艦の販売合戦が繰り広げられています。ロシアはベトナムに6隻のキロ級潜水艦を輸出します。韓国は、ライセンス生産によってドイツから入手した技術を生かし、インドネシアへの3隻の潜水艦輸出を勝ち取りました。ライバルのロシア、ドイツ、フランスを抑えてのことです。そのドイツは、シンガポールに潜水艦を輸出する予定です。

また、潜水艦そのものだけではなく、乗組員の教育訓練も販売合戦の対象で、インドはベトナムの潜水艦乗組員に対する教育訓練を請け負います。

いま最も熱い視線が送られているのが、オーストラリアへの潜水艦輸出です。オーストラリアは、現在、保有している6隻の「コリンズ」級潜水艦が退役の時期を迎えることから、これを更新し、かつ12隻に増強する予定です。

「少なくとも200億ドル(約2.5兆円)」と言われる巨額のプロジェクトであることから、ドイツ、フランスがオーストラリアに対してオファーを行っています。一方、オーストラリアは日本の「そうりゅう」型潜水艦にラブ・コールを送っており、日本はこのほど安全保障会議で、その技術移転を承認しました。

「潜水艦を販売する」というのは、語感的に何かそぐわないものがありますが、基本的なところは、皆さんが商品を購入する場合と変わりません。購入、あるいは導入する側は、安全保障戦略または海軍戦略にもとづき、「どのような潜水艦が欲しいか」を明らかにします。

これを受けて、「受注したい」と思う企業は、「どのような潜水艦を」「どのような価格で」「どのような方式で」提供できるかを提案します。「どのような方式で」と言うのは、「受注側で建造し、完成品を引き渡す」のか、ライセンス方式といって「図面を提供し、技術指導をしながら購入国の造船所において建造する」のか、ノックダウン方式といって「コアになる部分は輸出側が制作し、購入側で組み立てる」のかということです。

どの方式を採用するかについては、「購入側の国内造船工業界の育成」と「輸出側の技術情報の保全」という、対立する問題が存在します。オーストラリアでの造船工業界の反発は、このことを象徴しています。

潜水艦は少しでも長く潜れるように進化してきた

「どのような潜水艦を導入するか」を決定する過程は、先ほど「基本的には皆さんが商品を購入する場合と同じ」と述べました。食材であれば試食、衣服であれば試着、あるいは乗用車であれば試乗などによって対象商品を評価することでしょう。

潜水艦の場合、まさか試食ということはできませんし、試乗もなかなか困難です。せいぜい、停泊中の潜水艦を視察することができるくらいでしょう。もし、試乗できたとしても、1日くらいの行動では、潜水艦の性能を把握することは難しいでしょう。

それでも潜水艦を評価する基本的な要素はあります。最も重要な要素は、その潜水艦が「『潜水』艦であるか?」 ということです。「何を当たり前のことを……」と思われるかもしれませんが、実はいちばん大切なことなのです。

潜水艦のキーワードは隠密性です。人類が月面に到達してから間もなく50年が経とうとしています。しかし、海の中の解明はなかなか進んでいません。その「海の中に潜む」ことが潜水艦の最大の武器なのです。

ドイツのUボートや日本の伊号潜水艦のような第2次大戦までの潜水艦は、水上航走が基本で、敵の艦船を攻撃(潜水艦では襲撃と言います)する時などだけ潜航していました。このため、第2次大戦までの潜水艦は、潜水艦とは呼ばれていましたが、実は「可潜艦」――つまり「潜ることのできる船」だったのです。したがって、船体の形も水上の艦船に近いものでした。

しかし、潜水艦はレーダーなどの発達に対抗するため「水中にいる状態が普通」というように進化し、いまでは港と潜航する地点を往復する間だけが水上航走で、行動期間のほとんどすべてを水中で過ごします。船形も、水上での運動性能を犠牲にしてでも水中での運動性能の向上を目指してきました。その究極の形が原子力潜水艦です。

通常型潜水艦には、原子力潜水艦と比べ、大きな壁が立ちはだかっています。通常型潜水艦が水中を行動する場合は、2次蓄電池からエネルギーを得ています。したがって、行動のどこかで蓄電池を充電しなければなりません。

現在では充電のために浮上する必要はありませんが、やはり給気筒という銭湯の煙突のようなものを水面に出して空気を取り入れ、ディーゼル・エンジンを動かし、充電します。スノーケルの実施です。しかし、スノーケル中は給気筒を水面に出しているので、敵のレーダーに見つかり易いという問題があります。

潜水艦の最も重要な能力は、静粛性

それ以上に問題なのは、ディーゼル・エンジンの轟音が水中に伝わっていくことです。先ほど「潜水艦の評価には基本的な要素がある」と述べましたが、それは「どれだけ潜水艦が静粛であるか」ということなのです。

潜水艦の隠密性にとって大敵は音です。海の中には電波も光もほとんど届きません。もし、潜水艦を見つけようとすれば、音に頼るほかありません。このため、潜水艦は音を出すことを極度に嫌います。

1987年の東芝機械ココム(対共産圏輸出統制委員会)違反事件、2009年の音響測定艦「インペッカブル」(米海軍)に対する中国の妨害行動も、音にかかわる事件でした。中国の海軍工程学院の教授が、「潜水艦の静粛化(雑音低減と言います)に貢献した」として、人民解放軍と海軍の両方から表彰されたのは最近のことです。

もちろん、潜水艦の音に関する情報は、各国とも非常に高い秘密の項目に指定されています。それでも、たとえば中国の「元」級潜水艦について、『ジェーン海軍年鑑』には「推進方式はディーゼル電気推進で、AIP(※)としてスターリング・エンジン2基が搭載されている」と書かれています。このことから、少なくとも「元」級潜水艦は、スノーケルをあまり行うことなく水中での行動を持続でき、探知しにくい潜水艦である可能性があることを示しています。日本の潜水艦も、蓄電池をこれまでの鉛蓄電池からリチウムイオン電池に替えます。これにより、電池で水中を行動する期間が飛躍的に向上することになります。(※Air Independent Propulsion system:非大気依存推進装置)

潜水艦の評価は、このように「隠密性」「静粛性」という根本の上に「攻撃力としてどのような武器体系が装備されているか」などが考慮されて、下されます。拙著『潜水艦の戦う技術』でも詳しく触れましたので、併せて参考にしていただければ、より理解が深まると思います。
~~~~以上、東洋経済オンラインより~~~~

こういった潜水艦に関する紹介記事が増えるというのは嬉しいものです。
ノックダウン方式とライセンス方式の違いを説明しているのも好感が持てますね

私は思うのです。潜水艦に興味関心がない人間が多すぎますよね。理解できません。

地上波ではこのような潜水艦に関する情報が全くと言ってよいほど出てきませんからな。
下線文今後とも拙ブログは潜水艦輸出の件を追いかけていきたいと思います。

潜水艦の究極進化として、サメ型で無音長時間潜航が可能な無人機が開発されるでしょう。
ゾイドの見過ぎですかねwwww。


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Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』を出版しました。
『家賃半額(仮)』と『住宅資産倍増計画(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学の基礎は理解しております。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。国会議員の事務所へ陳情します。

ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

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