三橋貴明氏の新刊「何があっても日本経済は破綻しない! 本当の理由」アスコムを読む!

何があっても日本経済は破綻しない本当の理由 三橋貴明氏の新刊 「何があっても日本経済は破綻しない! 本当の理由」アスコム

昨日購入しまして一気に読みましたよ。

傷ついた心が癒えるマクロ経済本でした。

内容としましては
第一章 「戦後レジーム」から脱却する
第二章 「デフレ」から「インフレ」に移行する
第三章 「国土計画」を復活させる
第四章 「エネルギーの多様化」を促進する

という感じです。みなさまご一読お願いします。

私が考えさせられたのは「ベーシック・インカム」「防災減税」「電力をどのように確保するのか」という点です。これ以外にもいろいろ考えさせられた点はあるのですが、今回はこの三点について述べたいと思います。

1 「ベーシック・インカム」について

そもそも「ベーシック・インカム」とは何か? 簡単に言えば「定額給付金」のスケールをでかくしたようなもので、生活資金の大部分を国が給付しましょうという制度のことです。(この定義が間違っているのなら指摘していただけると助かります)

三橋氏は「これでは投資できない」と言い、経済成長をあきらめた人間の主張だと言い反対しております。

私も同意見です。あえて付言するならば「働かざる者食うべからず」という原理原則に反するから「ベーシック・インカム」に反対なのであります。

もちろん働きたくても働けない(私もそんな日本国民の一人)日本国民には生活保護などの給付が行われるのは理解できますが、「ベーシック・インカム」とまでいっちゃいますと反対せざるを得ないでしょう。

2 「防災減税」について

 三橋氏はエコポイントのように防災のための投資をしたら得するような制度を作るべきと主張しており、普通の家を防災工事したら、全額税額控除するぐらいのインパクトがあってよいと主張されています。

私も同意見ですが、三橋氏は企業にもこのような制度を作るべきと主張されていますが、元々赤字経営で法人税などを支払っていない中小企業などは「減税」ということである以上恩恵を受けることができません。

よって赤字企業には防災投資した分を全額「防災補助金」として現金給付すべきだと思います。その方がGDPに与えるインパクトが大きいと考えます。

3 「電力をどのように確保するのか」について

基本的に三橋氏は電力確保手段の多様性を保持すべきであり、原発もその一つであると主張されております。

原発に対する防災投資の拡大を明言されており、自然エネルギーの問題点などを考慮に入れた自然エネルギー投資の拡大も主張しており、三橋氏のバランス感覚には脱帽です。

p198から引用させていただくと

「・・・宮城県の東北電力女川原発が、なぜ福島第一のようにならなかったのかということについて、その原因と結果を分析するべきだろう。
 私は基本的に現在ある原発は、現実問題として使うしかないと思っている。
 原発即廃止、新規建設停止、新規原発建設を今後も進める。いろいろ立ち位置はあるかとは思うが、まずはそこをしっかり整理してからでも遅くはない。・・・ 」


全く同感です。なので私は安易な脱原発、反原発にかなりの違和感を覚えるのです。

私は以前より「安全なら原発推進、安全でないなら原発反対」と明言してきました。

日本国民はヒステリックな論調に惑わされることなく今後のエネルギー問題を考えるべきだと思います。

まずは判断材料がきちんとした形で提示されてから今後のエネルギー問題について決断しても遅くはないでしょう。

三橋貴明氏のますますのご活躍を願っています。

よろしければクリックお願いします。


人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Tatch&Rotchさんへのコメント

「共同体内で実践してみたら良い」・・・なるほど尤もらしい考えですが、消極的なだけで、甘い。
上述のとおり、ベーシックインカムとは社会が成熟しているからできることです。
大規模社会において初めて出来ることです。

例えば発電だけでも一から作るのは大変です。
働かないで済むのは大規模社会だからです。

また、大規模社会をモデルとした小さな共同体を作っても、「実証」にはなりません。
どっちにしても固定観念にしがみつきたくてしょうがない人は、仮に小さな共同体で成功しても、「大規模社会で問題が出ないとは限らない」とか、後から後から難癖つけると思いますよ。

ベーシックインカム

「働かざるもの食うべからずが原理原則」というのは時代遅れだと思います。
IT化、ロボット化、ともに太古の昔から加速的に進み、いよいよあと数年で全てをロボットがやってくれる世界が来るところまで来ています。
(既得権受益者や、固定観念にしがみつく人、といった反対勢力の妨害によりもっと時間がかかってしまうでしょうが)


で、社会システムがむしろ先んじて進んでも良いと思います。
ベーシックインカムとはそういうものだと思っています。IT化やロボット化の前に社会学が先に理想社会を実現してしまう、というものです。

来たるべき時に進歩・進化を邪魔するようなことはなされないようお願い申し上げます。


現在も既に人間の労働力は年々少なくて済むようになって来ています。働かない人も食べるほうがいいじゃないですか。働いたほうがより受益する、ということでも十分じゃないですか?
(くれぐれも将来的には「働く」という概念が消失しますが)

ベーシックインカムをやりたい人は,先ずは同志を募り,共同体を建設し,共同体内で実践してみたら良いと思います.私の友人がそういうことを言っていて,本当にやってます.なかなか上手く行かないものですよ.実践して論文にまとめて,色々検証してからでないと,そういったことは採用できませんものね.

私もベーシックインカムについては反対です.

賛成条件は
① 実践的研究成果があり,その中で有効性が立証されている
② 発生し得る問題の多くに有効な対策が確立できた

って感じですかね.
プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。
『雇用、所得、物価の一般理論(仮)』
『我が国日本の海洋戦略(仮)』
『日銀は錬金術師(仮)』
『ケインズは二度死ぬ(仮)』
『なぜバターがスーパーから消えたのか(仮)』
『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇器官説(仮)』
『移民拒絶論(仮)』
『人口補完計画(仮)』
『地政学の強化書(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学を国立大学の必須履修科目にするべきと考えています。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。
ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

特にルールはありません。自由にコメントをお願い致します。

※常識の範囲内でコメントを削除する可能性がございます。ご了承ください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
反逆する武士のツイッター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR