日銀は無能になったのか

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

【近況報告】
油断はできませんが、ひとまず失明の危機は乗り越えました。
ちょっとほっとしております。

~~~~以下は日経新聞より~~~~
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO97328220W6A210C1000000/
[FT]効き目を失うマイナス金利 試される日銀
2016/2/16 19:15

マイナス金利政策(NIRP、negative interest rates policy)は、しっかり守られている秘密に少し似ている。隠されている間はよいが、より一般に知られるようになると効き目が弱くなってしまう。

 この非伝統的金融政策の先駆者は欧州に見いだすことができる。スイス、スウェーデン、デンマークの3カ国は近年、互いにからみ合う懸念事項――望まない通貨高、弱々しい経済成長、低インフレ、そして資本の流入――に対処すべくNIRPを用いてきた。

 2014年には欧州中央銀行(ECB)がこの仲間に加わり、先月には日銀も予想外のマイナス金利導入を発表し、宗旨変えを果たしている。

 中央銀行の政策手段としてのNIRPは量的緩和と同じ部類に属し、資産買い入れに資金を投じることなく金融を緩和することを目指している。

 NIRPは為替レートを管理する意図的な試みのようにも見えるが、実は、中央銀行に打つ手がないことをさらけ出しているにすぎないのではないだろうか。

■効果的にする条件、そろう兆しなく

 NIRPや量的緩和は、利回りのより高い資産を探すよう投資家に促すことから通貨安を招くはずだというのが、そもそもの考えだ。

 その通りになる可能性が最も高いのは、外国に経済成長の兆しが見られたり、自国通貨が割高だったり、NIRPを導入した国が経常赤字を出していたりといった多くの要因が働いている場合だ。

 だが、ECBと日銀については、NIRPを効果的なものにするこれらの条件がそろう兆しがほとんどない。ユーロ圏も日本も多額の経常黒字を計上しているうえに、新興国は小幅な経済成長しか遂げないとみられている。通貨は、ドル安に一役買っている、次第にハト派色を強める米連邦準備理事会(FRB)の発言に苦しめられている。

 「FRBに対する予想の見直しが非常に大きいために、金利差がドルに有利に働く度合いがかなり小さくなった。おかげで、マイナス金利であっても上昇する通貨が出てきている」。野村の外国為替ストラテジスト、シャルル・サンタルノー氏はこう語る。

 もしNIRPを導入したECBの狙いが通貨の競争力向上だったとしたら、少なくとも最初だけは「目的を達成した」ことになると、BNYメロンのサイモン・デリック氏は指摘する。

 14年6月にECBがNIRPを導入した時のレートは1ユーロ=約1.37ドルだった。NIRPはユーロ安に貢献し、15年3月には1ユーロ=1.05ドルに達する場面もあった。だが、ユーロはその後7%上昇している。昨年12月に預金ファシリティー金利がさらに引き下げられたにもかかわらず、だ。

 ギリシャ危機や、昨年8月および今年1月の中国の為替ショックといったリスクイベントが持ち上がるたびに、市場の資金はユーロや日本円といった安全な避難先に向かう。

マイナス金利はまた、さえない市場心理をさらに悪化させるだけだ。日銀によるNIRPがひどいスタートを切ったのはそのためだ。円はNIRPの発表後に短期間安くなっただけだった。日銀の政策が対抗できないほどの円高をもたらす要因がもっとあるということが、すぐに市場で理解され始めたからだ。

 この望まれない円高は先週、1ドル=110~112円の範囲にまで進んだ。大和証券の株式ストラテジストらによれば、1ドル=110円の水準が長期化すると、東証株価指数(TOPIX)採用銘柄の増益分は事実上吹き飛んでしまうという。

■顧客の日銀に対する期待の低さに当惑

 日銀への信頼が試されている。コメルツ銀行の為替リサーチ部門のトップ、ウルリッヒ・ロイヒトマン氏は、日銀の拡張政策に対する日本の顧客の期待が低いことに当惑しており、「拡張的な金融政策が中長期的にインフレ効果をもたらすと誰も信じていないのであれば、そうした政策手段が為替レートに及ぼす影響は弱くなる」と話している。

 円は年内に1ドル=120円の水準に戻り得るとの見方を変えていない為替ストラテジストはまだ多いものの、今後数週間で市場のボラティリティー(変動性)が小さくなると予想している向きはほとんどいない。

 各国中央銀行は当面、それぞれのNIRP戦略を修正しながら維持していくだろう。JPモルガンによれば、ユーロ圏ではマイナス4.5%、米国でもマイナス1.3%まで金利が低くなる可能性があるという。

 しかし、マイナス金利の幅を広げれば広げるほど、武器としての威力は弱くなる。「市場心理がさらに悪化するにつれて、そしてほかの中央銀行もマイナス金利の採用に向かうにつれて、その効き目は明らかに薄れていく」とデリック氏は言う。

 先週の日本の金融株の急落は、「NIRPのせいで銀行と証券会社が収益を生むのが難しくなる」との懸念からいっそう激しくなった。

 さらに悪いことに、みずほ証券の山本雅文チーフ為替ストラテジストいわく、こうした株価急落は「日銀がさらに利下げを進めるのが難しくなるほど」円相場に上昇圧力をかける恐れがあるという。

 効き目を失いつつあるのはNIRPだけではない。この政策の提唱者である中央銀行自身もそうだ。

 サンタルノー氏によれば、金利が下がり続ける「悪循環」を受けてFRBが金利正常化の動きを止めたり、反転させたりすれば、中央銀行は金融政策がインフレを生み出すのに失敗していることを自覚するはずだという。

 「もしかしたら、政策立案者が、ただ問題の症状を治療するだけでなく、問題の根っこに対処すべき時なのかもしれない」と同氏は話している。


By Roger Blitz in London and Leo Lewis in Tokyo

(2016年2月16日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

(翻訳協力 JBpress)

(c) The Financial Times Limited 2016. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.
~~~~~~以上は日経新聞より~~~~~

あまり建設的ではない批判ですね。
問題は資金需要があまりにもないことであり、国民経済が継続的に成長していないことです。

したがって、民間金融機関に滞留するお金を国債という注射器を以て抜き出し、国家全体に行き渡らせる必要があります。
また、企業や個人がお金を借りて使った方がお得な状況を人工的に創る必要があります。


どれだけ金融機関にお金が積まれたとしても、企業や個人の所得になるわけではありません。
使えないお金に意味はないでしょう。

我が国日本に求められているのは、継続的な政府支出の拡大です。
できれば消費税廃止も行っていただけると大変ありがたいです。

黒子の金融には経済を救う力が残っておりません。
我々に残された時間はあまり残されていないと考えた方がいいのかも知れません。


以上、よろしくお願い致します。

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ほっ・・・・・

危機を乗り越えられたとの事、
心より嬉しく思います。

とは言え、油断は大敵。
普段の運動に、適切な投薬、
野菜などの摂取に、脂ものや酒の代替品の検討。
やれることは色々ございます。

地政学をもとに安全保障を語ることが出来るブログは
ブログ界にもそうそうありません。
武士様がいなければ見えない話は多数ございます。

どうぞしっかりと御自愛くださいませ。
プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。

『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇最強説(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学の基礎は理解しております。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。国会議員の事務所へ陳情します。

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好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

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