【再掲載】リフォーム補助金への批判を真剣に考えてみる

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

本日も再掲載です。ブログ関連で調べものしている最中に寝落ちしてしまった(>_<)
最近、住宅政策関連の情報収集の中で興味深いブログ記事がございましたので、ご紹介致します。

若年寄の遺言
リバタリアンとしての主義主張が、税消費者という立場を直撃するブーメランなブログ。
面従腹背な日々の書き物置き場。

以下が該当記事
共産党推奨「住宅リフォーム助成制度」の問題点 ~ 美味しい話には裏がある ~

詳細に関してはご紹介したブログ記事を読んでいただきたいと思います。
要するに「リフォーム助成金を支給すると経済波及効果が高く、地方自治体は積極的にリフォーム助成金制度を導入せよと日本共産党が推奨している。しかし問題点もある」と主張しているわけなのですよ。

引用させていただきながら、リフォーム助成金の問題点を明らかにしていきましょう。

(前略)
>>市の予算額2000万円に対し、2億7900万円の工事が発注されている。自治体としては「少ない予算額で大きな事業ができた」と評価できるかもしれない。

>> では、この差額2億5900万円はどこから出ているのか。
住民の財布からである。


>>市が助成金として用意した2000万円が呼び水となって、住民は2億5900万円の支出をしている。この支出は、市の助成事業がなければ、他のところへ回っていたはずのものである。食料品であったり、衣料品であったり、教育資金であったり、自動車であったり、と。

>>Aさんが市から20万円の助成金を受け取り、自腹で180万円支出し、合計200万円で市内の工事業者に床の張替えと畳の交換を依頼した、とする。工事業者は床板や畳を発注する。発注を受けた業者は、床板を作るために木材を購入し・・・という具合に経済波及効果が生じる。これが共産党の説明

>>ところが、Aさんの180万円が、例えば、自動車の購入資金として貯めていたものだったとしたらどうだろうか。Aさんは、市の助成制度をきっかけに床の張替えを思いつき、180万円をこれに充ててしまったため、自動車の購入は「まぁ、あと5年は今の車に乗れるだろう」と先送りされることになる。自動車の売り上げが減り、タイヤの発注が減り、ゴムの需要が落ち込む。こちらでは、マイナスの波及効果が生じることになる。

>>どこかでお金が動く一方で、これが無ければ動いていたはずのお金が動かなくなる。共産党が強調するプラスの経済波及効果と、目に見えないマイナスの経済波及効果。どちらが大きいのか、自治体は測定する術を持っていない。持ってはいないが、共産党が主張するようにプラスの面だけで考えると大きな間違いとなる。市への申請手続き、工事確認検査に関する手間、これに充てられる職員人件費も、マイナス要素として加えなければならない。

このブログ主の批判は正当な批判である部分もあれば疑問符が付くところもあります。
地方自治体の申請手続き、工事確認検査に関する手間、職員人件費も、マイナス要素として考慮しなければならない・・・これは正しいでしょう。納得です。

しかしながら、リフォームしたから、その他の出費に充てられるはずだったお金が振り分けられたので、マイナスの経済波及効果が存在するという指摘はちょっと無理筋なのではないかと。
もし、その他の出費に充てられるはずだったお金ではなく、特に支出予定のない貯金から出されたという可能性だってあるわけです。

これはリフォーム助成金を支給する際にアンケートを取って、実態を明らかにしないと批判できないと思います。
こんなことを気にしていたら、助成金制度と補助金制度を導入することはできません。

政府の助成金制度と補助金制度を全て目の敵にする極端な”小さな政府”主義者だからこのような批判が出たのでしょうか。
普通の日本人には受け入れられない気が・・・(>_<)

>>住宅リフォーム助成制度では、助成対象となるのが「市内の業者に工事を発注した場合」に限られる。そのため、
「隣の市に昔から知っている腕の良い業者がいるから、普段ならそっちに注文する。ただ、そうすると助成を受けられないから、仕方なく市内業者に注文した」
といった事例が発生することになる。行政の力を借りることで、腕のあまり良くない業者が、腕の良い業者が得ることの出来たはずの注文を横取りしてしまう。

>>この状態が長期間続くと、
「他市業者との競争に勝つため、工事の質を向上させよう」
という意欲を奪うことになる。業者の企業努力、創意工夫が低下し、結果、住民の利便性は後退する。

これも疑問符が付きますね。
同じ市の同業者との競争があるわけですから、よっぽど馬鹿な経営者でなければ企業努力を怠るということはないと思いますが・・・。

ただ、助成金制度を導入することで、他の地方自治体の業者の仕事を奪ってしまうという点を指摘されたのは見事でした。
その点を踏まえるのであれば、地方自治体で導入する制度ではなく、日本全国で導入する制度だと言えますね。
地方同士のゼロサムゲームになる可能性が非常に高いでしょうから。

>>行政は、「所得再配分による格差是正」を大義名分の一つとして活動しているが、この住宅リフォーム助成制度は「所得再配分」の観点から見ても問題がある。

>>自己所有の家の補修に対して助成する、住宅リフォーム助成制度。持ち家があるということは、資産があるということだ。住民一般から集めた税金を、比較的豊かな家屋所有者への助成に投じる。貧者から富者への所得再配分を行うということであり、行政が住民間の格差を拡大させる結果となる。

本当に持ち家が我が国日本において資産なのか? というのはここでは議論せず、持ち家は資産であるという前提でお話しさせていただきます。

この批判は見事。

比較的裕福な日本国民をますます豊かにするというのは”所得の再分配”や”格差是正”という観点からは好ましくありません。
”景気対策”や”雇用創出”にとっては有効ですが、そういった側面をご指摘できるのは素晴らしいです。

したがって、持ち家を購入もしくは所有できない、低額所得者に対する手当を考え、政策を組み合わせる必要があります。
私が考えているのは”家賃補助制度の導入”です(#^^#)

総合的に様々考えなければならないでしょうね。

【ここから現在の考えをざっくりと書きます】

挑発的な書き方になってしまう可能性はありますが、大雑把に住宅政策のあるべき方向性を考えてみます。

1、住宅基準法を見直して、よほど高性能の住宅でなければ新築住宅を建てることができないよう法律を改正する。新築への優遇制度を全て廃止。つまり、新築抑制。
2、空き家が今後増えることが予想されるので、空き家率を10%以下を目指し、空き家の取り壊し及び建て替えに補助金を支給。
3、持ち家世帯に対する補助金支給となると、所得の再分配と格差是正にならないので、生活保護を受給しておらず、持ち家(マンションの区分所有を含む)を所有していない世帯への家賃補助制度を導入。
4、住宅性能評価制度と既存住宅市場の整備を急務とし、住宅が資産となるようにする。
5、リフォーム助成金制度を全国規模で導入する。新築するのではなく、相続した家を長く住むというスタイルに変化。

私の頭の中では構想が固まりつつあるわけですが・・・これ絶対1冊にまとまらないorz

以上、よろしくお願い致します。

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プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。
『雇用、所得、物価の一般理論(仮)』
『我が国日本の海洋戦略(仮)』
『日銀は錬金術師(仮)』
『ケインズは二度死ぬ(仮)』
『なぜバターがスーパーから消えたのか(仮)』
『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇器官説(仮)』
『移民拒絶論(仮)』
『人口補完計画(仮)』
『地政学の強化書(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学を国立大学の必須履修科目にするべきと考えています。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。
ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

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