ミサイル防衛では日本を守れない

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

~~~~~以下は日本経済新聞電子版より~~~~~~
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO04557040X00C16A7000000/
北朝鮮、ミサイル防衛の弱点突く 日米韓に揺さぶり  
編集委員 高坂哲郎
2016/7/11 6:30 日本経済新聞 電子版
北朝鮮は6月22日に中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射実験を実施し、翌日「成功した」と発表した。金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の狙いは、日米のミサイル防衛(MD)網をすり抜ける新型ミサイルを誇示し、日米、米韓関係にくさびを打ち込むことにある。

 北朝鮮は2016年4月15日以降、ムスダンの発射実験を計6回繰り返し、5回目と同じ6月22日の6回目で、初めて「成功」した。6発目のムスダンは、地上から約1000キロの高さの大気圏外に達した後、再び大気圏入りし、発射地点から約400キロ離れた日本海洋上に着弾したとされる。

 今回の実験に関する評価は難しい。通常、ミサイル実験が失敗した場合、原因を徹底的に分析し、必要な改良を施したうえで改めて実験をやり直す。だが、今回は5回目の失敗からほとんど時間をおかず、6回目の実験を強行した。「6回目はたまたま成功しただけで、依然としてムスダンの性能は安定していない」とみることができる。

■最も難しい再突入技術を実証か?
中距離弾道ミサイル 北朝鮮 ムスダン
5月31日、北朝鮮が実施した4回目のムスダン発射実験の映像を見詰める韓国ソウル市民 =AP

 半面、たとえ性能が安定していないにしても、6回目の実験でミサイルの弾頭部分が崩壊せず、形状をとどめたまま日本海の狙った地点に着弾したとすれば、大気圏に再突入する際に受ける高熱から核弾頭を守る「再突入技術」、すなわち核ミサイル開発の「最後の難関」を北朝鮮が突破したと判断することもできる。打ち上げ成功は6分の1の確率とはいえ、これは見過ごせない事実だ。

 一般に核・ミサイルへの対抗策は、(1)報復攻撃体制を準備し攻撃を抑止する(2)先制攻撃で撃たれる前にミサイルを破壊する(3)発射されたミサイルをMDで迎撃する(4)核シェルターを整備し被害を最小化する――という4段階がある。

 北朝鮮はノドンやムスダンなど移動式ミサイルを配備し、(2)の先制攻撃でつぶされるリスクを大幅に低減した。次に、今回のムスダン実験で(3)の対抗策を打ち出した。ノドンの射程は推定約1300キロだが、ムスダンは同約3000~4000キロと長い。つまり、ノドンの2~3倍遠くまで飛ばせるムスダンの推進力を利用して通常の発射時より弾道が約400キロ高めの弧を描くように飛ばし、落下時のスピードを大幅に速めたのだ。

 「これをやられると、日米のMDでも迎撃できるかどうかは微妙になる」--。ある日本の安全保障関係者は16年春、北朝鮮が一連のムスダンの実験に着手する以前の時点で、筆者にこう語っていた。6月22日の実験結果によって、その危惧は現実のものになりつつある。

米国は従来、自国や海外に展開する米軍、同盟国が核攻撃を受けないために、(1)の抑止力として核兵器を誇示してきた。しかし、北朝鮮が米国の威嚇を無視して在日米軍司令部を置く横田、空軍基地のある嘉手納や三沢、空母母港の横須賀など日本国内の主要米軍基地のいずれかにムスダンを奇襲的に撃ち込めば、基地は破壊され、基地内のシェルターに逃げ遅れた米兵や、シェルターを持たない基地周辺の多数の日本人が命を失う。北朝鮮は米軍基地に加えて、日本の大都市も核攻撃するかもしれない。

 その場合、後から米軍が数発の核兵器を北朝鮮に報復発射して金正恩体制を崩壊させたとしても、米兵や日本国民に多数の犠牲者を出してしまうという重い現実には、なんら変わりはない。

■日米韓に突き付ける「核ミサイル」の脅威

 今回、北朝鮮は周辺国それぞれに対して、いくつかのメッセージを発したと見ることができる。極東に展開する米軍には「北朝鮮が韓国を武力で併合しようとする時に米軍が介入すれば、在日米軍基地に核ミサイルを撃つ」。日本には「朝鮮半島の有事の際に米軍や韓国軍を支援すれば、日本の大都市に核を撃ち込む」という脅しだ。MDでは防御しづらいムスダンを発射して、北朝鮮は日米、米韓、日韓という3つの二国間関係にそれぞれくさびを打ち込んだのだ。
日本のミサイル防衛
ムスダンは既存の日米ミサイル防衛(MD)システムでは迎撃できない恐れがある(写真は6月21日、東京・市ケ谷の防衛省内に配備されたMD部隊=AP

 今回のムスダン発射実験を受け、米国のカーター国防長官はMDのさらなる改良に意欲を示した。ただ、MDの改良により本当にムスダンに対処できるかは不明だ。これまで日本は、MDに巨額の投資をつぎ込んできた。だが、MDや米国の拡大核抑止(核の傘)だけでは、日本国民を守れない時代が到来しつつある。今後、より確実に自国民を守るため、米軍基地などを参考に、基地周辺や大都市の住民を防護するシェルターを整備し、避難訓練を重ねるなど、より重層的な取り組みに舵(かじ)を切るべき時が迫っている。すでに韓国は、こうした取り組みで日本よりもはるかに先を行っている。
~~~~~~以上、日経新聞電子版より~~~~~

我が国日本でようやくミサイル防衛が役に立たないという事実が報道され始めたようです。

>>一般に核・ミサイルへの対抗策は、(1)報復攻撃体制を準備し攻撃を抑止する(2)先制攻撃で撃たれる前にミサイルを破壊する(3)発射されたミサイルをMDで迎撃する(4)核シェルターを整備し被害を最小化する――という4段階がある。

>>北朝鮮はノドンやムスダンなど移動式ミサイルを配備し、(2)の先制攻撃でつぶされるリスクを大幅に低減した。次に、今回のムスダン実験で(3)の対抗策を打ち出した。ノドンの射程は推定約1300キロだが、ムスダンは同約3000~4000キロと長い。つまり、ノドンの2~3倍遠くまで飛ばせるムスダンの推進力を利用して通常の発射時より弾道が約400キロ高めの弧を描くように飛ばし、落下時のスピードを大幅に速めたのだ。

そうなのです。遠くに着弾させることができる弾道ミサイルを通常の弾道軌道よりも高く飛翔させて、発射から着弾までの時間を短縮することが可能です。
したがって、ミサイルを撃墜する側の時間的余裕を削ることが可能なのです。

ムスダンを複数箇所から多数目標に対して同時発射されたらどうしましょうか?
デコイ(囮)に交じって核弾頭が搭載されていたらどうしましょうか。外見からはどれがデコイ搭載でどれが核弾頭搭載かわかりませんよ?

我が国日本としては、核兵器による報復攻撃を行える体制及び、弾道ミサイルを撃たれる前に潰すことができる先制攻撃体制を整備することが求められます。

ただ、この記事では次のように主張されております。

>>今後、より確実に自国民を守るため、米軍基地などを参考に、基地周辺や大都市の住民を防護するシェルターを整備し、避難訓練を重ねるなど、より重層的な取り組みに舵(かじ)を切るべき時が迫っている。すでに韓国は、こうした取り組みで日本よりもはるかに先を行っている。

主張していることは間違っているわけではありませんが、まず構築すべきは核武装体制だと申し上げたいわけですよ。
やられたらやり返すという体制ほど抑止力になるものはありません。
核シェルターも悪い選択肢ではありませんが、北朝鮮のダメージになるようなことではありませんので、抑止力にはならないと思います。核攻撃を受けた場合の対処としては必要だとは思いますが・・・どんだけ危機意識が薄いのだろうと言わざるを得ません。

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uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持ちました。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。
『雇用、所得、物価の一般理論(仮)』
『我が国日本の海洋戦略(仮)』
『日銀は錬金術師(仮)』
『ケインズは二度死ぬ(仮)』
『なぜバターがスーパーから消えたのか(仮)』
『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇器官説(仮)』
『移民拒絶論(仮)』
『人口補完計画(仮)』
『地政学の強化書(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学を国立大学の必須履修科目にするべきと考えています。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。
ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

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