ジュリアン・スタフォード・コーベット『海洋戦略の諸原則』を読む!

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

本日は古典の読書感想文を書きたいと思います。

ジュリアン・スタフォード・コーベット『海洋戦略の諸原則
コーベット海洋戦略の諸原則

内容紹介

マハンと並ぶ海の戦略家、コーベットによる歴史的名著が遂に完全新訳で登場。
チューダー期から日露戦争までの海軍史研究に基づいて、制海とシーレーン、経済封鎖、統合作戦、限定戦争など現代にも通用する概念を理論化した海洋戦略論の古典。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

コーベット,ジュリアン・スタフォード
1854‐1922年。イギリスの海軍史家、海洋戦略家。ケンブリッジ大学法学部卒。一九世紀末から海軍史の著作を執筆し始め、英海軍大学校で海軍史を講義した。海軍記録協会のために史料編纂を行い、日露戦争および第一次世界大戦の公式海戦史を執筆した

グロゥヴ,エリック・J.
イギリスを代表する海軍史家の一人。ダートマスの英海軍兵学校とグリニッジの英海軍大学校、またケンブリッジ大学、ソルフォード大学、リヴァプール・ホープ大学で教鞭をとった。多数の著書があり、海事研究協会および海軍記録協会の副会長を務める。英国軍事史・海事史委員会会員、王立歴史協会フェロー、米海軍名誉上等兵曹

矢吹/啓
東京大学文学部卒業、東京大学大学院修士課程修了、東京大学大学院博士課程満期退学。キングス・カレッジ・ロンドン戦争研究科博士課程留学。日本学術振興会特別研究員。主として一九世紀から二〇世紀初頭にかけてのイギリス海軍史・海戦史および日英関係史を研究している

【uematu tubasaの総合評価】
★★★★☆
星4つ

【評価・感想など】
シーパワーの論客において有名なのはマハンですが、
最近ではコーベットの評価が高まっております。

そんな中、原書房さんからコーベットの『海洋戦略の諸原則』が出版されたとの一報が
私の下へ届き、日本でも有数の巨大書店で購入しました。
本の状態としては擦り傷等もなく、とても気持ちよく読めました。

内容としては、シーパワーの理論書だけど、シーパワーの限界と制約について
記述しており、現在の国際情勢への対処指針として有益だと感じました。

前半、特に冒頭部分ぐらいは抽象的なお話なのですが、
後半に進んでいくにしたがって話が実践的かつ具体的になっていき、
最後に記述している海洋諸原則の要約版は必見だと思います。

我が国日本の海洋戦略の策定のためには必読文献でしょう。
驚かされるのは本書が出版されたのが、1911年なのです。

第一次世界大戦の前ですよ?
信じられません。21世紀の海洋戦略指針になる書籍が100年前には出版されていたのです。

もちろん、航空母艦の出現、核兵器の出現、魚雷及び機雷の技術革新など、
コーベットが言及できない部分もあります。
イングランド人がイングランド人のために書いた内容なので、
日本人には難解で、読み進めるのがやや苦痛に感じる箇所もございます。
※上記の理由で星をマイナス1つとさせていただきました。

しかしながら、味わい深く重厚な内容です。
読み方としては、1番最後の要約版を読んでから、本書の冒頭に戻るのがよろしいと思います。

考えさせられたのは、シーパワーをエアパワー(弾道ミサイル、巡行ミサイル、航空機)やランドパワー(強襲揚陸、兵站補給など)の投入のためにどのように利用するべきかという点です。
我が国日本の海洋戦略を構築する上で、海軍と陸軍、海軍と空軍の連携を想定しなければなりません。

また、シーパワーがスペースパワー(例:GPSなど)の支援を受ける場合やニュークリアパワー(例:核ミサイル)の投入を支援する場合も考慮・分析・評価しなければならないことも痛感しました。

駆逐艦、巡洋艦などによる艦砲射撃で、友軍の上陸を支援するだけではないということです。

『日本の海洋戦略~マハンとコーベットの英知に学んで~』
こんなタイトルで海洋戦略の電子書籍を出したいと思います。

いつ出版になるか検討もつきませんが・・・orz
マハンも読まなくては・・・

以上です。
人気ブログランキングに参加しております。
よろしければクリックをお願い致します。


人気ブログランキングへ

モッピー!お金がたまるポイントサイト

【ご紹介】
反逆する武士uematu tubasaが『消費税廃止への進撃』を出版しました。
消費税廃止への進撃
以下では「現在公開可能な情報」を一部ご紹介。
日本経済に少しでも関心がおありでしたら、ご購入をお勧めします。

◆効果・効能◆
経理担当者が読むような実務書を参考にして、消費税に関する基礎知識を簡潔にまとめ、わかりやすく説明しました。
マクロ的観点とミクロ的観点から考えて、消費税の存在そのものに疑問を呈している電子書籍となっています。
そもそも経済とは何か、そもそも税金とは何かという政治経済の根本を見つめ直すことができます。
消費増税を簡単に口走る政治家、知識人、エコノミストの妄言を駆逐することができます。


★★★
uematu tubasaは国会議員へ「消費増税の阻止してほしい」と陳情している日本国民です。
本書の販売による純利益は陳情するための交通費になります。
★★★

◆利益の一部寄付◆
本書を1冊ご購入につき20円を拉致被害者家族会へ寄付します。
2015年8月30日に第1弾の寄付を行う予定です。
どのような形で寄付するのかといった詳細に関しては後日『反逆する武士』にて発表します。
『反逆する武士』参照URL:http://hangyakusurubusi.blog.fc2.com/

◆対象読者◆
本書は以下に該当する日本国民向けに書きました。ご購入をお勧め致します。
1、日本経済の復活を望むが具体的に何から始めるべきかわからない日本国民
2、日本国内で豊かな生活を送りたい、もしくは少しでも現在の経済的苦境から抜け出したいと考えている日本国民
3、世界最強のエコノミストを目指している日本国民

====加筆修正予定====
2014年12月8日に大規模な加筆修正を行いました。現在第5版です。
誤字脱字や事実誤認などございましたらお気軽にメールをお送りください。
歴史に爪痕を残す電子書籍にするために、読者の皆様から送られてくるメールが頼り。
首を長くしてお待ちしています。
反逆する武士のメールアドレス:rebelbushi@gmail.com

※※※補足情報※※※
本書はMicrosoft Office Word2010を使用して作成されました。
加筆修正を随時行っていきますので、何卒ご理解の程をお願い致します。
【字数】現在約5万9000字

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

uematu tubasa

Author:uematu tubasa
平成生まれの尊皇攘夷派で、某国立大学の経済学部出身の
uematu tubasaと申します。

基本情報技術者、電子書籍作家。

失業と低所得と借金に負けない!
私は戦う、この残酷な世界で!

北朝鮮の核実験がきっかけで政治に興味を持った若者です。
『消費税廃止への進撃』
『ビジネスの種を蒔け』
『究極の空き家対策』
『家賃半額』を出版しました。

『住宅資産倍増計画(仮)』
『天皇最強説(仮)』を出版する予定です。

日本核武装論の出版が中期的目標です。

核武装推進論者、ネオクラシカルリアリスト(新古典派現実主義者)、地政学の基礎は理解しております。

自主憲法制定論者(現行憲法破棄、大日本帝国憲法改正)、女系天皇公認論者、暫定的な保護貿易協定推進論者、消費税廃止論者、経済ナショナリスト、公的家賃補助導入論者、対米自立論者、日米同盟堅持論者、反特定亜細亜、移民拒絶論者。

すべての売国法案に反対しております。

基本的には政策論を中心に書いております。国会議員の事務所へ陳情します。

ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

好きな漫画:ゴーマニズム宣言、金色のガッシュ、3月のライオン、進撃の巨人、もやしもん、ダイヤのエース、黒子のバスケ、銀の匙、鋼の錬金術師、ハイキュー!! アルスラーン戦記

好きなPCゲーム:泣きゲー全般(主にKey作品)

好きな食べ物:そば、寿司、天ぷら、おにぎり、トマト、ピザ、パスタ、ソーセージ、ポトフ、フィッシュ&チップス、ペペロンチーノ、フライドポテト。

好きな飲み物:緑茶、麦茶、カシスオレンジ、果実系ジュース、CCレモン、日本酒

好きな女性のタイプ:明るくて家庭的な日本人女性

趣味:読書(核戦略、地政学、国際政治学、経済学など)とジョギング(1日往復10kmを週に2日ぐらい)

特筆事項:性別は男性(遺伝子組み換えではない) 両親共に日本人

特にルールはありません。自由にコメントをお願い致します。

※常識の範囲内でコメントを削除する可能性がございます。ご了承ください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
反逆する武士のツイッター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR